「もう揚げない!焼き天ぷらの素」など 昭和産業 秋の新商品

昭和産業は9月1日、秋冬の新商品3品を発売する。いずれもプレミックス製品で簡便、ぜいたく感、食物アレルギー対策といった市場ニーズをくみ取った商品。

「アレンジいろいろホットケーキミックス」(720g、593円)は卵・乳成分不使用で、基本的な作り方も卵・牛乳を使わずに済むのが特徴。甘さひかえめのしっとり口どけの良いホットケーキ。ホットケーキだけでなく、フォカッチャ、キャラメルバナナケーキ、スコーン、クレープなどを調理できる。公式サイトで12種類のアレンジレシピを紹介しており、スマホなどで二次元コードをスキャンすることでパッケージ裏面に記載されていないレシピも見ることができる。

「アレンジいろいろホットケーキミックス」(昭和産業) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「アレンジいろいろホットケーキミックス」(昭和産業)

卵・牛乳なしのアレンジレシピも紹介。4枚×4袋分のホットケーキが焼ける大容量・お徳用タイプ。幅広いターゲットにアプローチが可能だ。同社では内食需要の喚起に努め、初年度4億9千万円の売上を計画する。

「焼きたてフィナンシェミックス」(100g×2袋、540円)は、昨今のスイーツのトレンドの一つである焼きたてフィナンシェを家庭で手軽に楽しめるようにした。材料3つで「まぜる、型に入れる、焼く」のステップで完成。生地を寝かせることなく、30分以内で完成する簡単・時短スイーツだ。トースターで焼くこともできるので、オーブンのない家庭でも気軽に試せる。焼きたてフィナンシェの特徴である「カリッと食感」「ほろふわ感」と発酵バター粉末を使用したぜいたくな風味を楽しめる。2袋で約10個分を作ることができる。SNSによる販促や店頭露出を拡大することで初年度1億円の販売を目指す。

新機軸では焼き調理だけでザクザク食感の天ぷらが作れる「もう揚げない!焼き天ぷらの素」(120g、179円)を発売。天ぷら調理時の「残り油の処理」「手間」「キッチンが汚れる」などの悩みを解決した。フライパンに大さじ3杯程度の油で焼くだけで揚げたて食感の天ぷらができあがる。揚げ油の温度管理も必要なく、油の後処理はキッチンペーパーでふき取るだけ。アンケートにより約96%の人が「天ぷららしさを感じる」と回答した。初年度販売目標は6千万円。

「焼きたてフィナンシェミックス」(昭和産業) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「焼きたてフィナンシェミックス」(昭和産業)

都内で開かれた新商品発表会で山口龍也常務執行役員は「コロナ禍でプレミックス需要は順調に推移している。新たに稼働した当社船橋プレミックス第2工場では数十gから業務用2㎏まで各種商品を効率的に生産できる。幅広いチャネルの要望にお応えできる新工場の稼働と合わせ、さらなるプレミックスの市場拡大を図る」と新たな生産体制の確立に言及。

さらに「内食・中食需要の伸長により食事を介したコミュニケーションの場も外食から家庭内に変化し、家族での団らんが見直されるようになった。同じ価値であれば少しでも食費を抑えたいことから引き続き内食市場が見直されると想定し、今回の新商品投入を決めた」と経緯を語った。

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