ワタミはこのほど、8月1日より新たな食品宅配サービス「あっ！とごはん」を、一部地域を除く全国で開始すると発表した。新型コロナウィルス感染が再拡大し、外食事業を取り巻く環境が依然として厳しい中で、同社は主力事業を外食から宅食へとシフトしている。「あっ！とごはん」の展開により、幅広いファミリー層に対し調理時間の短縮、負担軽減といったニーズへの対応を図る。
「あっ！とごはん」は、15分以内で主菜と副菜の2品が完成するミールキット。カット済み食材やオリジナル調味料、レシピをセットで宅配する。献立には、定番料理を提供する「彩りおうちごはん」と家庭では作れない一工夫凝らした「華やぎおみせごはん」の2コースを用意し、バラエティ感を持たせた。
毎週水曜日までに、翌週分を週1日から6日まで日数と曜日を選んで注文。献立は毎日2つのコースから選び、曜日ごとに自由に組み合わせることが可能。価格は「彩りおうちごはん（2人用）」コースで1セットあたり1,198円（週1日）、1,158円（週2～3日）、1,118円（週4日以上）。「華やぎおみせごはん（2人用）」コースで1,298円（週1日）、1,258円（週2～3日）、1,218円（週4日以上）となっている。
同社では、今年2月より小学生以下の子どもを持つ子育てファミリー層をターゲットとしたミールキット「PAKUMOG（パクモグ）」を展開している。その中で「大人でも楽しめる味付けのミールキットが欲しい」という利用客からの声が「あっ！とごはん」開発のきっかけになったという。
宅食ダイレクト・キット事業本部本部長・森園啓司氏は『新たに「あっ！とごはん」を展開することで、40代から60代のご夫婦・ファミリーというミールキットサービスの“空白地帯”を埋めたい』と新サービスの狙いを語った。また『「PAKUMOG」と併せてあらゆるファミリー層の時短ニーズを実現する。時短でできた時間を使って、お客さまの日々の生活を楽しく、充実したものにしていただければ」と抱負を述べた。
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