ローソン、買物金額全てポイント還元  2025年創業50周年に向け新プロジェクト「ハピろー!」スタート 第1弾はお得感を前面に

 ローソンは創業日の6月14日から3年間、創業50周年を迎える2025年に向けて矢継ぎ早にキャンペーン施策を展開していく。

 新プロジェクト「ハピろー!(ハッピー・ローソン・プロジェクト!)」を立ち上げ、おいしさ・お得感・環境配慮の3つのアプローチで店舗の魅力向上を図っていく。

 先行きの不透明さが増す中で、店舗の魅力を高め生活者と各店舗が根ざす地域に貢献していくのが目的。

 13日、同プロジェクト発表会で取材に応じた竹増貞信社長は、プロジェクトの狙いについて「昨年末からの原料高と電気代も上がり最近は円安が進行している中で、毎日のように値上げのニュースが届いている。そういうタイミングでお客様とマチにハッピーをお届けしたい」と説明する。

 キャンペーンは25年まで立て続けに行っていく方針で 現在のところ年内まで企画内容が詰められている。「年内くらいまで一応決めているが、社会はどんどん変化していくため、その変化にあわせてハッピーをお届けしていく」と述べる。

 14日からスタートする第1弾は、昨今の物価高や光熱費代・ガソリン代の上昇を受けて、生活応援を目的にお得感を前面に押し出していく。

 抽選9999人に買い物金額の全額分のポイントを付与する企画を実施していくほか「マチカフェ カフェラテ」購入者への39円引レシートクーポンや「からあげクン」各種39円引きなどのアプリクーポンを提供していく。

 これに加えて期間限定で、一度におにぎりを300円以上購入するとペットボトル飲料の無料券を配布する施策も実施する。

 店舗の魅力を高めるため、地球温暖化や食品ロスといった社会課題に対して生活者とともにチャレンジしていく。

 「これから本当にインフレになっていく局面において、お得感は常にお客様のハッピーにつながるのでずっと追いかけていきたいが、それだけではなく、驚きだったり、お客様と一緒に食品ロスを撲滅するなどして次の時代の地球をハッピーにしていく活動も行っていきたい」と意欲をのぞかせる。

 コミュニケーション施策としては、14日から店長役に松山ケンイチさん、お客様役に川栄李奈さんを起用した新CM「創業祭編」を放映開始する。

 なおローソンは1975年6月14日に大阪府豊中市に1号店をオープンした。

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