日本アイスクリーム協会 新会長に明治・松田克也社長

一般社団法人日本アイスクリーム協会は7日、都内で第11回定時総会および第47回定時委員会を開催し、21年度事業報告・収支決算、22年度事業計画・収支予算などを承認した。

22年度の事業方針は、アイスクリームの衛生・品質の向上を最重要課題として取り組むほか、表示適正化の促進、PR活動による需要拡大の創出、品質や安全に関わる情報提供、行政の統計情報分析・アイスクリーム白書などを通じた社会への広い情報公開などを掲げた。環境に関する取り組みとしては、プラ協セミナーへの参加など今後も関係機関や団体と連携して情報の入手と提供に努める方針を示した。

牛膓栄一会長は「昨年は変動する天候や異常気象に大きく影響された。コロナの収束も見えない厳しい環境下、21年度のアイスクリーム業界の販売金額は5千256億円と前年から59億円プラスとなり過去最高を更新した。一方で業務用は厳しい状況が続いている。協会として活性化策を考えることも検討課題だ」と語った。

総会終了後の理事会では、松田克也明治社長が新会長に、佐藤研次赤城乳業取締役生産製造本部長が新副会長に選任され、新理事として4人が選任された。