濃いブルーに変化するカップも用意 ネスレ日本とスターバックスが提案するアイスコーヒーのおいしいつくり方とは?

 ネスレ日本とスターバックス・トレーディング合同会社は18日メディア向け体験会を開催し、スーパー・量販店やECなどで販売している「スターバックス アイスコーヒー ブレンド」を使ったアイスコーヒーづくりを実演した。

 「スターバックス アイスコーヒー ブレンド」はスターバックスがアイスコーヒーのために開発したブレンドで、ネスレ日本が昨年に引き続き春夏の季節限定の家庭用商品として販売している。

 取材に応じたネスレ日本の常盤馨 飲料事業本部コーヒーシステム&スターバックスCPGビジネス部マーケティングスペシャリストは「昨年も展開したが、今年は特に“急冷式”の淹れ方をしっかり伝えていきたい」と語る。

「スターバックス オリガミ アイスコーヒー ブレンド」で急冷式の淹れ方を実演 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「スターバックス オリガミ アイスコーヒー ブレンド」で急冷式の淹れ方を実演

 急冷式とは、レギュラーコーヒーをグラスに入れた氷に直接ドリップするアイスコーヒーのつくり方のことで体験会では「オリガミ」と称するドリップコーヒーを使いスターバックス・トレーディング合同会社の安藤真由美ブランドマネージャーが実演した。

 「グラスの中に氷を入れるのが通常の淹れ方と異なる点。140mlを目安にお湯をゆっくり注いで淹れると香り立ちがよくなり風味がしっかり凝縮される。氷のカランカランという音とともに爽やかなシトラス風味やほどよいコクが楽しむことができる」(スターバックスの安藤氏)と説明する。

 スターバックスでは、かねてからアイスコーヒーづくりの推奨の1つとして急冷式を訴求し「徐々に浸透してきている手応えはある」という。

左からネスレ日本の常盤馨 飲料事業本部コーヒーシステム&スターバックスCPGビジネス部マーケティングスペシャリスト - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
左からネスレ日本の常盤馨 飲料事業本部コーヒーシステム&スターバックスCPGビジネス部マーケティングスペシャリスト

 「氷の入ったカップにコーヒーを抽出するコンビニのカウンターコーヒーなど、最初に氷を入れて、その上に熱いコーヒーを注ぐスタイルは世の中のいろいろなところで目にする機会が増えてきている」と続ける。

 「スターバックス アイスコーヒー ブレンド」の家庭用商品も広がりをみせ「『オリガミ』に関しては配荷が毎年少しずつ広がっている」(ネスレ日本の常盤氏)という。

 今年は3月から「スターバックス アイスコーヒー ブレンド」の家庭用商品を発売。
 粉・豆・ドリップコーヒー(オリガミ)の3形態に加えて、コーヒーメーカー「ネスカフェ ドルチェ グスト」の専用カプセル「スターバックス アイス アメリカーノ」を取り揃えている。

 5月16日からは「オリガミ」1袋と「カラーチェンジング リユーザブル コールド カップ」のセット商品を用意して急冷式のトライアルを促進している。

 「カラーチェンジング リユーザブル コールド カップ」は、付属のストロー・フタ・カップを洗って繰り返し使えるアイテム。夏を意識したブルーを基調としたデザインで、冷たいドリンクを入れるとその部分が濃いブルーに変化する。

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