おいしく糖質コントロール 「パルスイート」使用のスイーツ 味の素冷凍食品

味の素冷凍食品は、「適正糖質」シリーズのアイスケーキ3種(チーズ風味・抹茶・チョコレート風味、1箱390g、税込1千600円)を18日から公式オンラインストアで発売した。

同商品は、糖質を気にしてスイーツを控えている人も気兼ねなく楽しめるよう低糖質甘味料「パルスイート カロリーゼロ」を使用。1カット当たりの栄養成分はエネルギー量約68kcal、ロカボ糖質(糖質量の中から、体内に吸収されにくい糖質量を除いた値)は約3.5g(チーズ風味を9等分の場合)と、カロリーや糖質量をコントロールしながら、しっかりとした甘さを楽しむことができるスイーツだ。

これまでの冷凍スイーツ開発のノウハウを生かし、油分を抑えつつ凍ったままでもすぐにカットできる柔らかさと口当たりの良さを実現。ホールケーキのように分け合えるフリーカットタイプで、糖質コントロール中も一緒に食べる楽しさや味を選ぶ喜びなど、日常のささやかな幸せを提供する。メモリ付きの台紙に沿ってカットサイズを変えれば、時間帯や食べる人に応じた量を選択できる点もポイントだ。

食事のコントロールや運動の習慣化は、従来の生活スタイルに制限や付加を強いるため「友人と食事をしても心配されてしまう」「娘がせっかく買ってきたケーキが食べられない」などカロリーや糖質が気になり食事を楽しめない人も多い。

発表会では、マーケティング本部新事業開発部開発担当の島田尚久氏が開発経緯について説明。「食を単なる栄養補給ではなく周囲との団らん、休息など喜びを感じる手法と考えている。人間らしい食を提供するために、糖質コントロール中の人のQOLを向上させる商品として開発に至った」とし、「スイーツに対するあきらめを打破し、共有する喜びを創出したい」と述べた。

近年はロカボマーク付きの商品も増加し、人々の糖質コントロールへの関心が高まる一方、「おやつが好物で量を減らせない」「糖質制限中の人に勧められる商品群が少ない」など、QOLを落とさずに糖質コントロールを始めることが難しいとする声も聞かれる。

同社は商品について「味の素冷食の製造技術とパルスイートのコラボで、家族みんなで同じものを楽しみたい気持ちを具現化するスイーツに仕上がった」とし、「おいしさはもちろん、楽しみながら適正な糖質管理が続けられるように開発されている。デザートや間食、お祝いの場など広く活用してほしい」という。

健康上の理由で糖質コントロールが必要な人からダイエット中の人まで多くの人に取り入れられることを見据え、今後はEC以外での展開や新たな商品開発も視野に入れている。

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