「今までの袋麺とは違う『新・袋麺』」という商品特長を訴求すべく、女優の米倉涼子さんを起用したインパクトのあるTVCM。3月28日に発表会が行われ、4月2日から放映開始された東洋水産の即席袋麺「マルちゃん ZUBAAAN！」（4月4日全国発売）のCMがそれだ。
米倉さんの「わたし、ラーメン選びで、失敗したくないの！」という台詞からスタートする同CMは、天の声からの「いかがですか、ZUBAAAN！ときたんじゃないですか？」という問いに対し、米倉さんが「でも、はっきり言って美味しいよ」など軽快な掛け合いを披露し、商品特長を分かりやすい言葉で伝える内容。
商品ラインアップは「背脂濃厚醤油」「旨コク濃厚味噌」「にんにく旨豚醤油」（各3食、税別390円）。いずれも「新技術を取り入れた麺と、今までにないスープでお店品質のクオリティを実現。『誰もがおうちに居ながらにして、手軽に“お店品質のあの味”を楽しめるラーメン』をコンセプトにした新ブランド」という位置付けだ。
ユニークで思い切ったネーミングも、「食べた瞬間に脳と心に『ZUBAAAN！』と“響き”、“（消費者の）記憶に残る”、ラーメン好きのど真ん中に刺さるようなインパクトのある味わい」（同社）という商品特長をストレートに表現した結果。
初年度販売目標は4千500万食（40億円）だが、これまでに「当初計画の3倍の受注」（同社）というように、袋麺のメーンチャネルである量販に加えコンビニでも取り扱いが決まるなど、市場の期待は大きい。
即席袋麺市場は、コロナ禍の巣ごもり消費によりコロナ前と比べ市場が拡大しているが、トレンドをとらえた旬なフレーバー、麺、スープともに“お店品質”と胸を張る同商品の投入で、より生麺に近い高付加価値即席袋麺という新ジャンルの確立を目指す。
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