三幸製菓火災 米菓各社が増産体制 他カテゴリーにも余波

売上高560億円を誇る米菓業界№2メーカー、三幸製菓の荒川工場における火災により、米菓業界だけでなく菓子業界全体に影響が広がっている。荒川工場では、主にもち米を使用したあられ商品を製造。一部うるち米を使用したせんべいやかりんとうの製造も行っているが、もち米を原材料とする工場は荒川工場がメーンとなる。

16日時点の発表によると、全工場を約3か月間停止し、安全確認が取れ次第再開する見込み。当初、荒川工場分が長引くと予想されていたが、全工場停止となるとほかの米菓メーカーだけでは賄えない。

流通は、三幸製菓の製造休止で棚が空く対応に追われている。特に同社は定番を多く持ち販促も強化しているため、そこの穴埋めに躍起になっている。米菓メーカー各社は製造体制を見直し、できる限り小売の要望に応えられるよう調整しているが、米菓だけでカバーすることは難しく、特売に関してはほかのカテゴリーにも話がきている。

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