イオンリテールでは今シーズンの恵方巻の予約数がコロナ前の19年と比較して約2倍に伸長し、予約と店頭を合わせた売上げ目標を19年比1.2倍に定めた。
「ずわいがにを使った贅沢太巻」「ローストビーフを使った贅沢太巻」といった予約商品のほか、東京・銀座の名店「鮨よしたけ」監修の「招福海鮮恵方巻」と「極太巻」、「クリーム・チーズとサーモン・アボカドのサラダ太巻」プライドフィッシュの太巻（各種）など計18種類・25品目をイオンとイオンスタイル約350店舗で取り揃えている。
今シーズンのWEB予約は19年の2.2倍。
2日取材に応じたデリカ商品部の米沢哲也氏は「昨年品切れを起こしたことを反省して、今年は1.1倍の量を準備した」と話す。
購入希望者には予約を働きかけたほか、AIで需要予測しロスが出ないよう数量を決定、多品種少量で展開している。
ネットスーパーでの購入は自宅、来店、車の3パターンの受け取り方が選択できるようになっている。
同社では予約客が好きな時間に来店でき、車に乗ったまま受け渡しできる「ドライブピックアップ」を全国約110店舗で実施。所定の位置に車を停車させ、インターフォンで係員を呼び出し、商品を受け取る仕組みだ。
車を降りないドライブスルー方式で接触機会を減らせることから、コロナ禍で注目のサービスとなっている。
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