グルメ杵屋がジェラート店 生のフルーツをそのまま使用 独自技術で実現

実演手打ちうどん店「杵屋」をはじめ、そば店、洋食店、和食店などを展開するグルメ杵屋は、「創業来初の取り組み」(椋本充士社長)とする新業態でのジェラート専門店「solege(ソレージェ)を、さまざまな企業と連携して11月19日に大阪市住之江区の本社近隣のロードサイドにオープンした。商品特徴は生の果実を生のままで流通(冷蔵)させる技術によるフレッシュ感あるジェラート。業界では初の技術とされ、唯一の生果実のジェラートを訴求するとともに多店舗化に挑む。

一般的に果実味のアイスクリームやジェラートは、加熱済みのピューレを使用しており、個人店を除けば生果実を流通させることは菌数の関係で難しかった。これを可能にしたのが同社の技術で、生の果実を非加熱でそのままジェラートの原料として使用できる。例えば、パイナップルでは冷蔵で3週間菌数を抑えることができるという。

そこに将来的な多店舗化の可能性を見据えた大阪府堺市の人気ジェラート店「リカリカ」が商品開発に参画し、マーケティングなどは社外の企業が担当するなど、各社と連携して新業態の開発を行った。

開発したジェラートの商品数は生果実のほか、クリーム系も含めて約100種類あり、店頭には季節や旬で商品を変えながら常時18種類が並ぶ。当日は生果実の商品がキウイ、洋ナシ、リンゴなどで、その他、ミルクやチョコ系のジェラートがずらりと並んだ。

主な商品の税込価格は、カップ入りはシングル380円、ダブル480円、トリプル580円で、ワッフルコーンの場合はプラス30円。

今後の出店は、22年末までに5店舗を計画。まずは大阪府内や神戸、奈良などの関西圏で、その後は関東も視野に入れる。