ローソン AIで値引販売推奨へ実験 廃棄抑止と加盟店の利益確保目指す

ローソンは、AIを活用した値引販売推奨実験を東北エリア65店で実施し、23年をめどに全店展開を目指す。商品を廃棄せずに売り切るとともに、加盟店利益を確保し、再投資への好循環を促す試み。AIが在庫状況や天候に応じて店舗オーナーに値引き商品と値引き金額を推奨する。

竹増貞信社長は「需要予測は10年近く行っているが、新しい取り組みでは『売り切る』ところにAIを活用する」と語る。

具体的なイメージでは、午後3時におにぎりが50個あり、夕方降雨の予報が出ている場面での活用を紹介。「夕方のピーク時に来店が見込めない可能性がある場合、AIがオーナーに対して『このままだと廃棄がたくさん出ます』『20円引きにするとこれだけ売れて、お店の利益はこれくらいになります』といった選択肢を推奨してくれる」と説明する。

この選択肢から値引きを選ぶと、機械から値引きシールが出力されるとともに、店外の消費者にも通知される。「お客様に通知が届いてお店にも来ていただけるようになり、何よりも廃棄ロスが削減できる。SDGsの観点からも絶対にやっていかなければいけない」と意欲をのぞかせる。