ごはんを気兼ねなく食べたい人に「マンナンヒカリ」 20周年、北斗晶が魅力発信 大塚食品

大塚食品が2001年から発売している「マンナンヒカリ」は、お米と混ぜて炊くだけで糖質とカロリーがカットでき食物繊維も摂取できる、こんにゃく生まれの米粒状加工食品。発売20周年の今年、コロナ禍の在宅時間増加による健康志向の高まりを受け、イメージキャラクターに北斗晶さんを起用し、その魅力を発信する。

14日、オンライン発表会に臨んだ森河洋一執行役員製品部長は、取り巻く環境について「長引くコロナ禍の影響で、生活者の行動スタイルやニーズが今大きく変わっている。健康意識はかつてないほど高まり、在宅時間が長引くことで運動不足による体重コントロールへの意識が高まっている」と説明する。

このような環境下で、ごはんを気兼ねなく食べたい人に向けて、手軽に糖質とカロリーがコントロールできるものとして「マンナンヒカリ」を訴求していく。

洗ったお米に「マンナンヒカリ」と水を加え、軽くかき混ぜて炊飯することで「見た目もそのまま糖質33%カット、ボリュームもそのままカロリー33%カット、おいしさもそのまま食物繊維が約10倍とれる」と伊藤紫麻製品部プラントベース事業マンナンヒカリ担当PMは語る。「ごはんに近い味わい、適度な粘りある食感、炊き上がりの香り、限りなくお米に近い外観、このようなポイントにこだわった。普通のご飯と同じように無理なく、食生活に取り入れることができる」と続ける。

オンライン発表会で「マンナンヒカリ」(大塚食品)をアピールする北斗晶さん - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
オンライン発表会で「マンナンヒカリ」(大塚食品)をアピールする北斗晶さん

北斗晶さんが出演する製品紹介動画や北斗さん考案のオリジナルレシピを、ブランドサイトやSNSで発信する。

「SNS、WEB、雑誌などで認知拡大を図り、店頭やECで露出しトライアルを獲得していきたい」と意欲をのぞかせる。

なお、「マンナンヒカリ」の前身商品は糖尿病患者の食事療法として開発され、1999年に関西地区限定で発売された「マンナン小町」。2001年に販売エリア拡大に伴い、糖尿病・肥満症の人向けの特別用途食品として「マンナンヒカリ」が誕生し、08年に一般食品になった。