「大人のカロリミットみそ汁」 永谷園×ファンケル 思惑一致の初コラボ

永谷園とファンケルは10日から初のコラボ商品「大人のカロリミットみそ汁カップ・野菜と海藻」を全国発売した。食事の糖や脂肪の吸収を抑える機能性表示食品(関与成分・難消化デキストリン)となっており、健食市場で存在感を示したい永谷園と食品SMやCVSに展開を強めたいファンケルの思惑が一致した商品。両社期待の第1弾となっている。

永谷園は健康食品事業部が同商品を手掛けており、同部門は今2月に営業本部から大きな期待を背負って独立したばかり。以前から同社は健康食品市場に高い関心を示しており、実際に多くの商品を発売してきた。07年頃から生姜を扱った「冷え知らずさん」シリーズを展開するが健康志向対応の着眼点は同じ。最近でも「薬日本堂」監修の「くらしの和漢」シリーズ(お粥、スープ・みそ汁・飲用酢)や、とろみをつけた「お茶づけ海苔」「あさげ」も特養施設向けの商品。同じ戦略の商品群だ。ただ、売上げ1千億円企業となった永谷園にすれば物足りない事業規模と言える。

一方、ファンケルは1980年創業で化粧品やサプリ事業、青汁、発芽米まで展開。その中でサプリ事業は個人ニーズに応える“パーソライズ提案”まで落とし込んで展開している。ただ、“健康”を意識する消費者はドラッグストア周りだけではない。ダイエットサプリ№1の「カロリミット」(2000年発売、年間売上げ88億円)を誇るが、サプリだけでは広い健康食品市場やもっと大きい一般食品市場の健康ニーズをつかむことはできない。

そんな双方の分野で結果がほしい両社がコラボすることになった。協議は約2年前からスタートしたようで、今春向けで実現。商品としては永谷園が得意のカップみそ汁で、「カロリミット」ブランドを大きく表記してコラボを訴求している。「糖や脂肪の吸収を抑える、食べたい気持ちを応援するみそ汁」がキャッチフレーズ。具材は野菜と海藻たっぷりで十分な食べ応えと健康感がある。4種のだしで風味を上げて塩分控えめとなっている。税抜148円。