三幸製菓は6月15日、東京・渋谷に新オフィス「Canvas(キャンバス)」を開設した。
7月28日、取材に応じた牛膓栄一社長は新オフィス開設の目的について「日本の中心地に近いところでハード面を整えてコーポレートブランドスローガン『Make Wow Moments. つくろう、ワォ!と楽しくなる瞬間。』を加速させる」と説明する。
新オフィスには、営業戦略統括部、マーケティング部、人事部、海外事業統括部の社員約30人が勤務する。その多くが本社(新潟県新潟市)からの異動により新たな住環境に置かれる。
社員自らの環境を変えることが、新オフィスに期待する役割の1つという。
「私を含め新潟と東京を行き来している例外もあるが、AIの進化などによって情報が溢れる中、肌感での情報収集が大事だと考える。日本の中心地に近いところに住み、生活者の感覚や価値観を探ってもらいたい。そうすることで、我々の活動や商品がどう入り込んでいけるかが把握でき新しいものが生み出されるはず」とみている。
2つ目に期待する役割としては、外部団体や外部企業との交流促進を挙げる。
「『キャンバス』をオフィスというよりも、人と活発に交流できる拠点と位置付けている。多方面から知見を取り入れていく必要があり、異業種の方々とも交流し、いろいろと教えていただくことが必要」と述べる。
特に営業戦略統括部やマーケティング部については、フィールドワークによる交流に期待する。
「闇雲に外出する必要はないが、私はどちらかというとどんどん外へ出て、いろいろな方と積極的に関わっていくタイプ。私自身、一人で得られる知見には限界があると思っているので、興味があるところには積極的に出ていってもらいたい」との考えを示す。
ブランディングについても「最終目的はブランドを多くの方々に親しんでいただくことにある。その過程において、従来のやり方を踏襲するのではなく、新しい見方や考え方を早く身に付けてもらいたい。『ブランドをよりよく、さらに拡大できることを考えてほしい』と社員には伝えている」と語る。
期待する3つ目の役割は、人事部によるリクルート活動。キャリアプランの策定や諸制度の運用については本社の人事本部が担い、「キャンバス」では3人の採用担当が大学を訪問するなどして積極的に接点を広げている。
