鳥越製粉は9月15日、同社の福岡工場食品経営センター(福岡市東区)で「2026年技術講習会」を開催した。
冒頭の阪東一光取締役常務執行役員のあいさつに続き、今回は同社研究開発部技術開発グループの清水秀典氏が講師となり、製菓製パン業界における人手不足やコスト上昇などの課題に必要とされる「開発スピードの向上」「他社との差別化」の観点から「戦略的な素材」としてミックスをどのように活用していくのかについて、現在のトレンドを踏まえながら実演と解説を行った。
阪東一光取締役常務執行役員のあいさつ

働き方改革関連法の施行やワーク・ライフ・バランスの推進により労働市場の流動化が進み、働き方は大きく多様化している。その一方で少子高齢化による労働人口の減少が加速し、従来の仕事の進め方だけでは対応が難しい時代になっている。さらに円安の長期化や国際競争の激化、物価上昇の継続により、製造業を取り巻く経営環境は一段と厳しさを増している。
当講習会では二つの目的を掲げている。一つ目は、情報が多すぎて参考にすべき動向が見極めにくい状況にある中、当社は各地の売れ筋商品や話題の商品を実際に確認しながら売れている理由を分析し現在のトレンドを探っている。日々の業務で十分な市場調査の時間を確保することが難しい皆さま方の一助となるべく、当社でより有用な情報をご提供させていただくこと。
二つ目は開発における戦略的素材としてのミックスをご活用いただきたいこと。人材、時間、資金など限られた経営資源の中で、新商品開発や既存品の改良に十分に取り組めないというお声を数多くいただいている。これらの課題解決のために当社が作業時間の短縮や品質の安定化、調達資材の簡素化などの目的で活用されてきたミックスについて素材を含めた活用法をご紹介させていただく。当技術講習会を通して皆さま方が抱える課題の解決につなげていただきたい。
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なお、今回の技術講習会は2部構成で進行した。第1部「市場で売れている商品を徹底分析~人気の理由について~」ではパン市場の動向や推移、買う理由やヒット商品を生み出す条件、商品開発の方向性などについて講演。
第2部「売上アップにつながるミックス活用術~メニューのご提案~」では市場の変化を踏まえ「新食感」「いつものパンをさらにおいしく」「おいしくてヘルシー」の3つのキーワードにフォーカス。各メニューの製造実演と試食が行われ、講習会会場は大盛況となった。

