伊藤ハム米久ホールディングスは、新規事業で「畜産副生物の持つ可能性に着目し、新たな食品価値の創出に挑戦」(中嶋祐子常務)する。その価値を加えたゼリーなどの新商品を9月中旬から順次、伊藤ハムから新発売する。
新規事業のコンセプトは「畜産副生物から価値へ」。命の恵みを余すことなく生かしていくことが根底にある。グループの中央研究所が研究した畜産副生物の新素材は、豚肝臓を酵素で分解し食品に配合しやすくした粉末で、商品表示は「肝臓エキス」。もともと1998年に豚肝臓素材を商品化し、サプリ系の商品として発売していたが終売した経緯があり、2022年から機能性素材研究を再開させた。
肝臓エキスを使用し、今回新発売する商品がゼリーとグミ。錠剤サプリのように摂る発想ではなく、「毎日、楽しく、おいしく続けやすい一般食品」とし、日常の食シーンに提案する。
9月中旬から新発売する「お酒の後の〆ゼリー」は、ブルーベリー風味のスティックゼリーで、デンタブロック乳酸菌を配合。飲酒後や就寝前の新しい〆として提案する。
11月下旬ごろからは、グミ2品を発売する。「こころのご褒美」はGABAを配合し、自分へのご褒美需要に、エナジードリンクグミ「リスタートチャージ」はローヤルゼリーを配合し、仕事や学習などでのもうひと踏ん張りしたい需要など、それぞれ提案する。
3品いずれも「肝臓エキス」200㎎(ゼリー1本、グミ1袋)を配合しており、共通ロゴ「次のカタチへ」をパッケージに添付。そのロゴには「副生物を生活者が楽しめる食品につなげる」「命の恵みを次の価値につなげる」の思いを込めている。
同社は今後、「飲料や一般食品への展開を広げ、新たな副生物の素材化にも挑戦していく」としている。
