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紅茶 夏本番でアイスティーに照準 「第3次紅茶ブーム」へ拍車

 猛暑が到来し、紅茶業界はアイスティーに舵をきった。紅茶需要は秋冬がピークとされてきたが、ここ数年の記録的な猛暑と長い夏でマーケティング活動に変化。メーカー各社は水出しアイスティーやポーション紅茶、リキッド紅茶、アイス用インスタントティーなどアイス需要を狙った家庭用製品を強化。外食市場でもアイスティーは秋需を凌ぐ勢いだ。

 折しも日本紅茶協会は昨年からアメリカの「アイスティーの日」(National Iced Tea Day)に倣い、6月10日を「アイスティーの日」に制定。これを起爆剤に更なる市場拡大を目指している。

 日本紅茶協会は7月2日、3日の両日、ビジネスマンで賑わう有楽町の東京交通会館前に開設したキッチンカー内で、アイスティーソーダを無料配布。InstagramまたはX公式アカウントをフォローし、対象となるアイスティーイベントの記事に「いいね!」をした人に「アイスティーソーダ」1杯を無料プレゼント。夏本番を迎える中、淹れたてのセイロンティーに炭酸水を加えたアイスティーソーダを2日間約2,000杯配布した。

 昨年に続いて行われたサンプリング。今年もスリランカティーボードの全面協力により行われ、初日には駐日スリランカ大使館よりピヴィトゥル・ジャナック・クマーラシンハ駐日スリランカ大使が会場を訪れ、大使の発声でサンプリングがスタート。会場には日本紅茶協会の藤井洋会長、秋庭浩平専務理事らも加わり、通りがかりの人にアイスティーソーダを配った。

左から藤井洋会長、秋庭浩平専務理事、ピヴィトゥル・ジャナック・クマーラシンハ駐日スリランカ大使
左から藤井洋会長、秋庭浩平専務理事、ピヴィトゥル・ジャナック・クマーラシンハ駐日スリランカ大使

 PETボトル入りのアイスティーとは異なり、茶葉を熱湯で抽出し、ソーダを加えてつくったアイスティーはRTDに負けない味わいと評判。来場者からは「普段から飲むアイスティーよりもおいしい」など驚きの声もあがった。

 紅茶市場は、「ヌン活」の浸透や、若年層による台湾系・シアトル系カフェによる紅茶メニューの定着、コンビニ各社によるカウンターティーの拡がり、和紅茶の普及、アイスティーバッグ・水だし紅茶の増加、紅茶によるリラックス効果・口中すっきり効果などを背景に、今では「第3次紅茶ブーム」と言われている。業界では夏本番に向けて改めて「アイスティー」の魅力を知ってもらうことで、「第3次紅茶ブーム」を加速させたい考えがあるようだ。

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