三菱食品は6月30日から7月2日まで、幕張メッセで「ダイヤモンドフェア2026」を開催した。「総合力で、食の未来へ」をテーマに、今年は規模を拡大し、業務用展示会、ペットライフトレードショーを同時開催。小売業トップをはじめ、経営幹部やバイヤー、外食ユーザーなど3日間で1万3000人を動員した。
「戦略」エリアでは、社会・環境変化がもたらす事業課題と、それらを克服する打ち手を提示。生活者研究(生活者Labo)では、女性やシニア層など「働く生活者」にスポットを当て、働き方や世代で異なる調理実態や購買行動に対応した提案事例を紹介した。
MDエリアでは、「新規顧客獲得」「客単価アップ」「気候変動」「顧客満足度向上」の各テーマで、市場トレンドや事業課題に対する具体的な打ち手を示した。
「客単価アップ」では、値上げ後の単価と販売点数の比較から、今後の伸長が期待できるカテゴリーとして「ドレッシング」「冷凍麺・パスタ」「つゆ・酢」「コーヒー・お茶」「ビール」「ビスケット」「クラッカー」を挙げ、時短・簡便、嗜好性、こだわりを切り口に、点数アップに寄与する売場づくりを提案した。また、相場軟化に伴う米飯回帰が期待されるなか、ふりかけや瓶詰め、副菜、カレー、炊き込みご飯の素など、プラス1品の提案も目立った。
そのほか、子育て世帯や在留外国人、単独世帯などターゲット層に響く商品事例や集客施策を提案。夏の長期化に伴うMDや売場の見直し、ゴールド世代(シニア層)にやさしい価格表記や健康メニューの提案、来店動機につながる販促施策を紹介した。
機能エリアでは、小売業の課題解決を提案する「DD(データ×デジタル)マーケティング」、サプライチェーンの最適化やセキュリティ強化に貢献する「デジタルソリューション」、物流子会社BLPのサステナブルSCM、日本食文化の輸出など海外戦略の取り組みを披露した。
「DDマーケティング」では、生活者インサイトに基づき、新たな買い物体験を創出する多彩なデジタル施策を紹介。購買データや行動データ、ID-POSなどを活用し、生活者分析から集客、購買、リピートにつなげるためのデジタル施策を提案した。「クラシル」「レシチャレ」などリテールメディアを活用した小売業の成功事例も紹介し、来場者の注目を集めていた。
今回初の同時開催となった「フードサービス」エリアでは、外食価値の創出と人手不足の解消をテーマに、課題解決につながる提案と新たな価値体験の場として展開。農水産、調味料、冷食、飲料・酒類、ノンフードなどメーカー100社超が出展した。

企画提案コーナーでは、外食ならではの価値を提供する体験型メニューや、トレンドのドリンクメニュー、仕込み時間や人手の問題を解決する調理品や品質改良材を紹介した。
また、リクエ事業の新センターで導入した最新の自動化設備や、三菱食品の業務用PB「&M(アンドエム)」ブランドの商材も一部初披露した。
