加工食品調味料・カレー類創味食品 埼玉県羽生市に関...

創味食品 埼玉県羽生市に関東工場竣工 東西2拠点の生産体制が完成

 京都に本社・工場を構える創味食品(山田佑樹社長)が、約100億円を投じ、東日本拠点として埼玉県羽生市に関東工場を竣工。5月から本格稼働する(全ライン稼働は6月以降)。これまでは京都工場より全国へ商品供給してきたが、今後は東西に2拠点生産体制を構築。「物流の効率化に加え、微力だが社会課題であるCO2排出量の削減や物流の2024年問題にも貢献する」(山田社長)。

 関東工場の所在地は埼玉県羽生市大字上岩瀬字中妻737-1、投資額は約100億円(土地代除く)。敷地面積は約62,000㎡、延床面積は約17,700㎡。工場内は大きく分けて調合室、充填室、包装室で構成。生産設備はレトルト2ライン、パウチ2ライン、1ℓ以上の紙パック2ライン、10ℓ・18ℓのBIB(バックインボックス)2ラインの合計8ライン。レトルト殺菌釜5台(将来的に5台増設)。今回で第1期工事が完了。数年後には2期工事(物流センター)、3期工事(増設)を計画。将来的な生産キャパシティを丹波3工場と同等以上を見込んでいる。主な生産品目は業務用各種調味料だが、将来的には市販品も検討する。

 基本的には無人化、省人化を推進。省エネルギー設計や環境負荷低減に配慮。充填後の梱包など生産性を高めるため丹波工場は小ロット多品種だが、関東工場は少品種大量生産を推進。切替えをなくして時間を削減し、その時間を生産に充てる。ロボット(2台)によるパレット積みや無人搬送リフト等により省力化、省人化を推進。環境設備関係では屋上に太陽光パネル設置。作業効率を高めるため工場内を25~28度の室温に保つ置換空調を設置。社員数はパートを含め約80名。工場内の壁はロゴマークと同じ赤色で統一し、夜はライトアップする。

工場内部
工場内部

業務用調味料を製造、将来は市販品も視野

 4月22日には工事関係者らを招き神事と内覧会を実施。その中で山田社長は「関東工場は東日本の生産拠点として建設した。これまでは京都から全国に向けて商品供給、配送を行ってきたが、今後は東日本のお客様は埼玉から、西日本には京都から、二拠点の供給体制が整った。これに伴い物流の効率化に加え、社会課題であるCO2排出量の削減、物流の2024年問題の対応など、微力だが貢献する。工場建設で最も心配していたのは人材確保だった。ただ昨年12月頃から計4回説明会、面接会を行い、約350名の応募があり、人手不足の中、地域から多くの応募があったことは期待の現れと真摯にうけとめている。創味食品にはいってよかったと思えるような職場環境づくりに努め、地域経済にもしっかり貢献したい」など挨拶した。

山田佑樹社長
山田佑樹社長

 来賓を代表して埼玉県の大野もとひろ県知事は「創味食品は和洋中を問わず様々な形で日本及び世界で受け入れられ、アメリカではラーメンスープなどが好評と聞いている。こうした素晴らしい企業の工場が埼玉に竣工されて本当に嬉しい。埼玉は公共交通機関を通じて1時間で約5,000万人がアクセスできる世界有数の場所だ。持続的な発展と信頼できる企業としての発展を祈念する」と祝辞。河田晃明 羽生市市長は「創味食品は右肩上がりで伸びている企業だ。日本で発売している製品は技術力が高く世界に比べて一級品だ」など述べた。

 懇親会後に山田社長は、「人手不足による物流が厳しくなる中、いかに効率的に商品を運ぶかが大事であり、東日本の拠点としてこの地を選んだ。徒歩圏内に羽生駅があり、電車通勤にも便利。既存工場のキャパシティでは生産面で限界があり、物流面での効率化も考えた。(創味食品の強みについて)現状維持ではなく、一歩ずつでもいいから前に向かって突き進み、知恵を絞ってプラスにしようとする意志を、社員全員が考えていることが当社の強みだと思う」など語った。

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