家庭でおいしいビールと冷凍餃子を楽しみ続ける秘訣は、グラスとフライパンの洗浄方法にあった。ライオンは4月13日、サッポロビール、味の素冷凍食品と共同検証した結果を発表。グラスに水あかを残存させない最適な洗い方、餃子を調理後のフライパンからたんぱく質・脂質を除去する効果などを明らかにした。
ライオンが食器用洗剤「CHARMY Magica」シリーズの改良新発売にあわせ、3社で発表会を開催した。
コラボの発端は、味の素冷凍食品が23年に始動させたプロジェクト「冷凍餃子フライパンチャレンジ」。生活者からSNS投稿された「ギョーザがフライパンに張りつく」との課題を解決するため、汚れ・洗浄の観点で専門的な知見を持つライオンに検証を依頼した。
全国の生活者から「ギョーザが張りつく」として集まったフライパン3520枚のうち、約160枚をライオンに提供。同社は繰り返し調理するとたんぱく質や脂質が張りつきの要因になることを突き止め、改良後の「Magica」シリーズでは従来品比約6割増しの洗浄効果と張りつき改善効果を確認した。

味の素冷凍食品の勝村敬太戦略コミュニケーション部PRグループ長は「きっかけは1件のSNS投稿だが、生活者からはフライパンとともに多くのお悩みやご期待の声もいただけた。これにしっかり応えていこうとの想いでプロジェクトを立ち上げた」とコメント。
ライオンの担当者は「お客様の期待に応えたいとの真摯な姿勢に共感した」と振り返った。
サッポロビールにはライオンから声を掛けた。共通の目標は「良質な生ビール体験を一人でも多くの方に届けたい」。
まずは洗浄後もビールの外観品質が改善されないグラスを課題とした。検証にあたっては、サッポロからライオンにビールグラス24個を提供。洗っても残る汚れの存在を分析したところ、脂質やたんぱく質は検出されなかったが、水あかが良質なグラスに比べて約3倍も多く残っていた。
原因物質は水道水中のミネラルが貼りついたものだという。こちらは「Magica」シリーズの速乾タイプで洗浄することで、生ビールを注いだ際の見た目が改善した。
サッポロビールの黒柳真莉子黒ラベルブランドマネージャーは「おいしいビールを飲むにはグラスを専用のスポンジで洗うことがおすすめ。ちょっとしたこだわりでお家時間がワンランクアップできる」などと語った。
ライオンで「CHARMY Magica」のブランドマネジャーを担当する山下哲也氏は「共同検証を通じて食器の洗浄は食体験のクオリティを左右することに気づいた。我々も洗剤の機能訴求だけでなく、今後は生活者の食習慣をより良くしていけるかとの視点も持ちたい」と話した。




