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日本アクセス新商品GP 新進・岩下食品が和日配部門1位・2位の快挙

 大手食品卸の日本アクセスがこのほど開催した展示会企画「新商品グランプリ2026春夏」の和日配部門で、新進のスパウトパウチ入り「国産刻み紅しょうが」が1位を獲得した。同企画は、秋冬と春夏の年2回、発売された新商品を一般消費者が価格や味、使い勝手などの観点から総合評価する日本アクセス独自の販促企画。針状に細かく刻んだ紅生姜をスパウトパウチに充填し、液切り不要で必要な量だけ絞り出せる。料理への“ちょい足し”や調理素材として使いやすい点が評価され、「家に常備したい」「パッケージが斬新で面白い」といった声が寄せられた。

「国産刻み紅しょうが」
「国産刻み紅しょうが」

 昨年以降、米価高騰を背景に焼そばや粉物料理の調理機会が増え、付け合わせや具材として紅生姜の需要は伸長。漬物メーカーは大容量品の拡充や、紅生姜ドレッシングなど関連商品の開発に取り組んでいる。そうしたなか同商品は、紅生姜そのものを料理に「かける」「混ぜる」といった使い方を提案している点が特徴だ。

 また、同部門2位には、岩下食品が発売したカレー専用新生姜「カレーのための華麗なる岩下の新生姜」が選ばれた。フードペアリングの観点から、従来品をベースにカレー専用として味を再設計。レモン酢と果汁によるフルーティーな酸味がカレーの油分をすっきりさせ、味を引き立てる。こちらは特定の料理に合わせて味や食感を設計する“用途特化型”の商品提案が評価された格好だ。

 家庭用漬物市場では、物価高や米価上昇が続くなか、「ご飯の付け合わせ」という従来の役割から一歩踏み出した商品提案が広がりつつある。

「カレーのための華麗なる岩下の新生姜」
「カレーのための華麗なる岩下の新生姜」

 新進の「かける紅生姜」と岩下食品の「カレー専用新生姜」は、アプローチは異なるものの、いずれも「使われ方」を意識した提案といえる。前者はトッピングとして幅広い料理に使える汎用性を打ち出し、後者はカレーに用途を絞り込んだ点が特徴だ。

 今回の結果からは、用途を明確にした商品提案が評価される傾向もうかがえる。刻んで「かける」「混ぜる」「絞る」といった使い方を想定した商品が広がり、漬物は副菜や箸休めといった従来の役割にとどまらず、料理の仕上げや味変を担う存在へと位置づけを変えつつある。

 伝統食品である漬物も、食卓の変化に合わせて「使われ方」を広げつつある。忙しい人には「すぐ食べられる」、料理をする人には「幅広く使える」。用途に応じた提案を積み重ね、食卓の中での役割を広げていく動きが見え始めている。

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