0 C
Tokyo
0.9 C
Osaka
2026 / 02 / 08 日曜日
ログイン
English
その他各種イベント・展示会・講演会アジア最大の食品展示会「フード台北」レポート(前編) 33か国から1700社5万人が来場 「食は人をつなげる」

アジア最大の食品展示会「フード台北」レポート(前編) 33か国から1700社5万人が来場 「食は人をつなげる」

アジア最大規模の食品展示会「FOOD TAIPEI 台北食品展」が6月25日から28日の4日間、台湾・台北市南港区の台北世界貿易センター・南港展覧館で開かれた。

台北国際食品展をはじめ台北国際食品加工機械展、台湾国際生技製薬設備展、台北国際包装工業展、台湾国際飯店曁餐飲設備展の5つの展示会を同時に開催した。

今年は4500のブースに、世界33か国から1700社が出展。日本、米国、インドネシア、韓国、マレーシア、オランダなど15か国がパビリオンを用意した。

メーンの国際食品展は生鮮野菜から水産品、冷凍調理品、有機食品、飲料、酒類、菓子など国内外のあらゆる企業が参加。特に海外の出展社は前年に比べ6割増えた。

熱心に商品を売り込み
熱心に商品を売り込み

初日に開かれたセレモニーでは、主催者を代表しTAITRA(台湾貿易センター)の黄志芳董事長があいさつに立ち「食品はわれわれのアイデンティティであり、毎日の生活につながっている。人と人とをつなげる力もある。それがアジアの中でも非常に重要な展示会へと成長した『フード台北』を開催する最大の目的だ。最新の技術を通し、この文化資産を広げたい」と力を込めた。

また、台湾食品暨製薬機械工業同業公會の宋奇沛理事長は「台湾はユニークな食文化とサプライチェーンを持っている。製造業の力を生かし、グローバルにサポートしたい」と強調。

台湾包装協会の郭豊標理事長が「台湾は中小企業が多く、労働人口の8割が働いている。中小のパフォーマンスは非常に高く多くはOEMだが、自社ブランドも増えている。国は中小にもっと力を入れ、高い舞台に立たせる努力をしてもらいたい。国際的な提携が必要だ」と述べた。

食品展には台湾全国から多くの企業が参加し、各社の特徴ある商品を売り込んだ。

卓武山珈琲農場は、お茶で有名な阿里山でコーヒー豆を栽培。100%台湾産のコーヒーを販売する。もともとは茶栽培を行っていたが、市場が飽和状態になったため2001年からコーヒー豆の研究を始めた。12年には、台湾珈琲コンテストでグランプリを獲得。現在は東京や沖縄のカフェにも豆を卸す。コーヒー豆の果皮や葉を使ったお茶も商品化。「お茶を作ってきた技術を生かしている」という。

黄色いスイカのお酒
黄色いスイカのお酒

黄色いスイカの産地として知られる台中の龍井。龍井區農会は、そのスイカを使った缶チューハイを商品化した。果汁は30%と豊富で添加物は不使用。「スイカの生産時期は短く、加工品を増やしたい。現地で加工するので物流の過程で起こる破損を減らすこともできる」とアピールする。

台湾全国の漁協から原料となる魚を集め燻製にし、粉末のだしを製造する新合發。「黄金高湯」はサバとカツオの2種類があり、いずれも余計な調味料は使っていない。「刺身で食する場合と違い、だしとして使う時は脂身の少なさが強みになる」という。SNSを活用し、調理法の訴求にも力を入れる。

関連記事

インタビュー特集

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。