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高砂香料工業 売上高、営業利益とも過去最高 飲料向けフレーバー事業も堅調

高砂香料工業の2025年3月期の売上高は前期比17.0%増の2292億700万円、営業利益は562.4%増の153億4100万円となり、売上高、営業利益とも過去最高を記録した。

売上高の主なトピックスとして、海外は米州・アジアのフレーバー、欧州のフレグランスの伸長。日本は各事業の出荷が堅調に推移したこと。営業利益は海外の増収や原材料最適化を通じた売上総利益の増加。日本は医薬品中間体の輸出増加などをあげている。

地域別売上高(前期比)は、日本1.7%増、米州32.2%増、欧州18.2%増、アジア24.5%増となり、日本はフレーバー事業において飲料関連が堅調に推移し、フレグランス事業もランドリーケアなどが堅調。アロマイングリディエンツ事業はスペシャリティ品が好調、ファインケミカル事業は医薬品中間体が好調だった。

事業別売上高はフレーバー(製品用途=飲料、製菓、スープ、デザートなど食品全般)9.8%増、フレグランス(衣料用洗剤、化粧品、芳香剤など)18.8%増、アロマイングリディエンツ(香料原料)20.7%増、ファインケミカル(医薬品中間体、機能性材料など)84.0%増となった。フレーバーは飲料などが好調に推移したものの、為替が円安に推移したことで輸入原材料価格が上昇。フレグランスもランドリーケアなどが好調だったが、円安で輸入原材料価格が上昇した。

26年3月期の予想は、売上高は0.3%増の2300億円、営業利益は18.5%減の125億円を見込んでいる。売上高はアジア、日本のフレーバー、欧州のフレグランスが伸長するが、ファインケミカルは主要顧客向けの製品切替の影響で一時的に出荷減少。営業利益は出荷数量・売上利益率は前期比で改善するが、販売・管理体制強化に伴う販管費率上昇に加え、前期比では特殊要因の影響で減益を予測している。

桝村聡社長、平田裕康執行役員管理本部長は5月26日に開いた決算説明会で、国内の飲料、食品用途向けフレーバー事業について「国内のフレーバー事業は飲料向けが大きい。新たな動きとしてプロテインやエナジー系のニーズが強まっている。大きくはないが代替肉に対してマスキング技術なども提供している。今後も大豆や豆乳系が伸びるだろう」と予測。食品は「少子高齢化が進む中、今後も健康志向が強まり、減糖や減塩トレンドが継続的に進み、機能性食品も伸びて行くことは間違いない。これらに焦点をあて、フレーバー等により味の改善に貢献したい」と語った。

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