8.9 C
Tokyo
8.7 C
Osaka
2025 / 12 / 05 金曜日
ログイン
English
加工食品油脂日清オイリオ「春のプレゼンテーション」 進化するグループ総合力

日清オイリオ「春のプレゼンテーション」 進化するグループ総合力

日清オイリオグループは2月5日、ホテルニューオータニ東京で「2025年春のプレゼンテーション」を開催した。13日の大阪会場とあわせ、量販店・卸店関係者ら約800人を招き、春夏のホームユース新商品・重点商品、ウェルネス食品、業務用製品の取り組みを披露した。

ホームユースでは「クッキングオイルの付加価値品の構成比アップ」「オリーブオイル市場の再拡大」「サプリ的オイルの維持拡大」を軸に、家庭用食用油市場の継続的な拡大に向けた施策を紹介した。オリーブオイルの値上げやアマニ油の再拡大により、24年度の家庭用食用油市場は金額ベースで過去最高を更新する見通しの中で、25年度は反動を最小限に抑えるべく市場活性化に向けた提案を量販店バイヤーと共有した。

ウェルネスでは市場拡大を続けるMCTオイルのホームユース、高齢者介護での取り組みを紹介。脂肪燃焼だけでなく、エネルギー補給など幅広い年代の健康生活をサポートするMCTの様々な機能を伝えるとともに、少量高エネルギー食品の活用によるフレイル対策など健康寿命延伸に向けた高齢者介護分野での取り組みも注目を集めた。

業務用では、フライ調理品や米飯メニューの品質アップと作業性改善につながる業務用製品の提案を披露。原材料コストの高騰や人手不足への対応が課題となるなかで、作業性に優れたピロー容器や、炊飯油・麺さばき油を活用した提案に力を入れた。

そのほか、2025年の消費マインド予測やサステナビリティの取り組み、横浜磯子事業場に新設したインキュベーションスクエアにおける価値共創の取り組みなど、進化する日清オイリオの機能を紹介した。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。