5 C
Tokyo
4.5 C
Osaka
2025 / 12 / 23 火曜日
ログイン
English
流通・飲食外食外食市場 昨年は8.4%増 客数・単価アップが貢献 JF調査

外食市場 昨年は8.4%増 客数・単価アップが貢献 JF調査

日本フードサービス協会(JF)が会員社を対象にまとめた24年1~12月の全店売上高は前年比8.4%増、3年連続で前年を上回った。店舗数は0.3%減、客数4.3%増、客単価3.9%増。

売上高は全業態で前年を上回り、コロナ禍のダメージからの回復が進んだ。年間を通して訪日外客数は大きく増加し、24年は過去最高だったコロナ前の2019年を上回り、客数が増加。度重なる価格改定による客単価上昇も売上増に貢献した。

業態別ではファーストフード(FF)8.1%増、ファミリーレストラン(FR)9.5%増、パブ/居酒屋5.5%増、ディナーレストラン6.6%増、喫茶9%増。売上高、客数はすべての業態・四半期で前年を上回った。客単価はおおむねどの業態でも前年を上回ったが、「ディナーレストラン」は消費者の節約志向に合わせた価格のメニュー提供もあり年後半の第2四半期はほぼ前年並みとなった。

店舗数は、FF以外は全体的に微減傾向。「パブ/居酒屋」はコロナ禍で大きく店舗数を減らしたが、第3四半期はようやく前年を上回り、下げ止まり傾向が見られた。

24年の年間動向について、JFでは「コメ価格をはじめ原材料費の高騰で値上げせざるを得ない状況が続き、客単価は上昇したものの、一部企業では客数の伸び悩みがみられるなど、外食経営を圧迫している。物価高で消費者の節約志向も進んでおり、割引キャンペーンや価格据え置きを実行する企業や、相対的に価格が安いファーストフード等の企業が堅調に推移しているとみられる」とコメントした。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。