7.2 C
Tokyo
5.6 C
Osaka
2026 / 02 / 05 木曜日
ログイン
English
加工食品製粉ニップン 着実に、愚直に事業を推進 前鶴社長ら業績報告

ニップン 着実に、愚直に事業を推進 前鶴社長ら業績報告

ニップンは2日、都内の綱町三井倶楽部で記者懇談会を開催、上期業績を報告するとともに各事業の概況と中計の見通しについて、前鶴俊哉社長以下、各事業のトップが説明した。

冒頭のあいさつで前鶴社長は今期ここまでの業績を振り返り「基本的には順調だが、諸コスト高、円安も解消されておらず調達コストも掛かっている。予断が許される状況ではない」と気を引き締め、中計については「売上高5000億円、利益250億円という数値目標だけでなく、従業員のウェルビーイングをしっかり実現し社会貢献につなげたい」と強い決意を表明した。

また中期的な設備投資については、ベトナムでの製粉工場建設のほか、今後研究開発拠点の必要性についても言及。パスタとプレミックスの製造設備に投資し、今後の需要増加に耐えうる準備を整えたいとした。

サステナビリティについては環境対応においてGHG(温室効果ガス)削減目標を定め、来年度から目標実現に向けた工場への投資も進める。また国内農業については、国産麦の生産を増やすための支援を継続していく方針だ。

各事業説明では、製粉事業で木村富雄専務が量的には過去最高レベルの出荷となったものの麦価値下げもあり減収減益と説明。その一方で限界利益率は上昇しており事業の経営体質がさらに強まっていると述べた。中計については市場拡大、生産効率向上・物流改善推進、製造拠点の新設・再配置による生産性の向上と3つの戦略を軸に進める。

続いて川崎裕章常務が食品素材、加工食品、冷凍食品事業について説明し、刀社のマーケティング手法を食品素材部門でも活用し外食産業にニーズ提案を強化するほか、同社が目指すマスターブランド戦略を構築し「美味しさならニップン、のメッセージを消費者に直接届けていきたい」と述べた。

成長領域の一つに掲げる海外事業については飛鷹裕之海外事業本部長が説明。

中国、タイ、インドネシア、米国、ベトナムの5拠点で既存事業の販売拡大を図る。ベトナムは今年7月に現地法人を設立、来年プレミックス工場が稼働を開始する。米国製粉事業ではユタ製粉の稼働を含めてシナジーを追求するとともに、国内からの輸出増加で売上高の大幅増を計画している。

関連記事

インタビュー特集

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。