先日、中学2年のわが子のハンドボール部の地区大会があった。今は子どもが少ないからか、親の応援が活発で、同部の応援は2年生の親40~50歳代が中心だ。
▼食品界は、歳暮商戦が始動した。ギフト市場は通年では個人の記念日需要などの伸長で微増傾向だが、歳暮・中元市場は縮小が続く。歳暮の購入者は70歳代が中心だ。そこで、各社がギフト次世代とする40~50歳代が重要なのだが、ある調査で同年代の半数以上に贈答習慣がないという。それでも40~50歳代のギフト購入は約3割あり、その贈答先で多いのが高齢の親や祖父母だ。その需要に対して各社対応を強化する。
▼同居のわが家は80歳代の親が親戚への贈答を担う。商品選びや、御礼の電話のやり取りなど楽しそうだ。贈答文化は親の認知症予防にも良いのではないか。
▼高齢の親と離れて暮らす40~50歳代も多いと思う。子ども世代は「踊ってみた」という動画が流行っているらしいが、贈答習慣がない40~50歳代は、親へ贈るという行為を照れずに「贈ってみた」の軽い気持ちから始めてみてはいかがか。