業務用尾家産業 名古屋で秋季提案「人手不足解消」最重点に

尾家産業 名古屋で秋季提案「人手不足解消」最重点に

尾家産業は10月16日、名古屋国際会議場で「2024年秋季提案会」を開催した。当初8月下旬の予定であったが、台風の影響により同日に変更となっていた。

テーマに掲げる「食のミュージアム」にちなみ、同社と出展メーカーが集めた「世界中の美味しいコレクション」を披露。当日はメーカー94社が出展。得意先各方面から約530人を招き、今秋冬の新商品や重点施策などを紹介した。

開会式で尾家健太郎社長は、「第2四半期までは計画通りの進捗だが、上期から外食の売上の伸びがやや鈍化傾向にある。下期をしっかり伸ばしていくためにも、本日の提案会は非常に重要な位置づけ」と現況を説明。

「提案会を機にさらなる伸長を」尾家健太郎社長
「提案会を機にさらなる伸長を」尾家健太郎社長

また今回の提案会のテーマについては「博物館(ミュージアム)は新しい、いままで知らなかったことを発見できるところ。本日お見えになるお客様にも、自店の課題解決につながるような新しい発見、知識を一つでも持ち帰っていただけるようにご案内していきたい」と語った。

尾家オリジナル企画の一つ「Oie Cafe」では、デザートを「赤」(いちご・ベリーなど)、「茶」(チョコ・キャラメルなど)、「黄」(パイン・マンゴーなど)、「緑」(抹茶・ピスタチオなど)の4色に分けてビュッフェ形式で紹介。

「Hoppetaグルメ」コーナーは、注力部門「MVF」(肉・野菜・魚)のうち「魚」にスポットを当てて特集。水産メーカー6社とともに魚介類を使用した世界の料理や、魚をはじめとするPB商品を取り揃えた。

同社の溝口正則東海北陸地区統括によると、上期の地区売上高は「予定通りの進捗で、全国6地区の中でも高い数字。ヘルスケアが昨対30%以上の伸び、中食も二ケタ伸長しており、新規獲得が寄与している。宿泊も前年を大きくクリア。朝食メニューを少し絞っているところもあるが、そこは提案でカバーしている」とのこと。

「もう価格だけの時代ではない。一番は人手不足解消に向けて、どんな提案ができるか。当社でも完調品の提案が増えている」という。

通期の地区業績予想については、全社並みの伸びを計画。「集客力のあるお客様をしっかり取り込んでいくことが一つ。年末は家族で過ごす方が増えているので、おせちも含めた年末商材をしっかり販売強化していきたい」。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。