ランナーをサポート 六甲バター「マラソンレシピ」10周年 学生開発の8品を披露

六甲バターと神戸学院大学がチーズで地元の神戸マラソンに参加するランナーを食と栄養面からサポートする取り組み「マラソンレシピ」は、今年で10周年を迎える。

9月13日、同レシピのお披露目会を同学で行い、今年のテーマ「神戸・ひょうごの食に注目」を取り入れた153レシピの中から2次にわたる選考を経た8品を披露した。開発した学生8人には、六甲バターの塚本浩康社長から賞状と同社の新商品などの詰め合わせ記念品が贈呈された。

開発した学生は栄養学部の3年次生の76人。同レシピの取り組みはコロナ禍も続け、10年にわたり毎年開催している。開催に先立ちあいさつした塚本社長は「マラソンレシピを開発し、ここで得た経験をこの先にどう生かしていくかが大切。今回の成果を、この先の人生に生かしてほしい」と伝えた。

選出されたレシピ8品はマラソンで疲れた時や食欲のない時に最適とする「長芋とチーズのとろシャキ焼き」、同社の「チーズDE鉄分」を使用することでマラソンの鉄分不足の課題を解決する「鯛とチーズのトマトソース」など、それぞれで六甲バターのQBBチーズと兵庫県の地元食材を使用し、鉄分やたんぱく質など栄養面への配慮もうかがえた。

その後は試食のほか、過去に受賞した卒業生2人も参加。現在は有力食品企業の商品開発部門で活躍されていると紹介され、あいさつで「この時の経験が今につながっている」と感謝の言葉を述べた。

今年の神戸マラソンは11月17日に開催される。開発したレシピは例年同様「マラソンレシピブック」として、当日配付される。