井村屋グループは6月5日、三重県の本社工場内に新しい工場「アイスファクトリー」をお披露目した。
ロングセラーブランドの「あずきバー」が好調に配荷を増やす中、従来の生産量を1・3倍まで増強するほか、フルーツを使うなど「次世代あずきバー」の開発も進めていく。
「あずきバー」は、25年の販売本数は3億3500万本に上り、来年から始まる3か年計画では4億本の突破を目標に掲げる。23年には「宇治金時バー」を「あずきバー抹茶」に、「ミルク金時バー」を「あずきバーミルク」に、海外でもイメージしやすいネーミングにリニューアルし海外輸出強化も進めてきた。
ただ、同社が海外輸出する製品の商品群別シェアでは7.6%にとどまっており、新工場稼働でさらなるシェアを8.5%程度まで上げていきたい考え。
一方、これまでアイスの需要が高まる7月から8月に向けて2月ごろから製造をスタートし、3月ごろには多くの在庫を抱えてきたが、生産スピードがアップすることで在庫を減らすことができ、保管コストの節約にもつながる。
新工場には約40億円を投資。仕込み工程では、素材の良さを引き出す新技術を採用。単品包装や箱入りの切り替えがスムーズにできるよう設計されている。
さらに今後は、粒たっぷりのリッチ版、チョコやフルーツをコーティングするなど「進化系あずきバー」、たっぷりのフルーツを使った「新バーアイス」などの開発にも取り組んでいく。
井村屋グループの大西安樹社長と井村屋の岩本康社長らが登壇。「冷菓トップブランドのあずきバーの製造が30%ほどアップするとともに、省人化、エネルギーの省力化機能を有しており、新しい魅力ある商品を提供できる。進化系あずきバーなどの開発で、若い人にもあずきバーを食べていただける、新しい価値を提供していきたい」と話した。



