13.3 C
Tokyo
14.4 C
Osaka
2026 / 02 / 27 金曜日
ログイン
English
逆光線(コラム)訪日客急増で課題 対策後手に
KNOWLEDGE WORK 20260303

訪日客急増で課題 対策後手に

大阪郊外にある我が街にも、外国人観光客を見かけるようになった。京都や大阪中心部は宿泊費が高騰していることから費用を抑えているのだろう。駅前のスーパーで、仕事帰りのサラリーマンに混じり、値引きされた惣菜を次々と買物かごに入れている。

▼訪日外国人数は増加の一途だが、一人当たりの消費額が減っている。観光庁の調査によると、22年は平均23.5万円だったが、23年は21.3万円に減少した。海外旅行で使う支出としては非常に安価だ。物価の低さに円安が加わって訪日のハードルが低くなり、低コストで長期間滞在する外国人が増えた。

▼観光立国を掲げながら観光税や二重価格の導入、ゴミ問題など山積する課題には後手に回っている。とある卸の社長はこの状態を業界の薄利多売と似ていると揶揄する。日本に来て安くて美味しい食を堪能してもらうのはいいがいつまでも安いままだと「利益なき繁忙」につながりかねないと。

▼税金の導入には賛否両論ある。人気観光地でオーバーツーリズムが懸念される一方、外国人を誘致して地域活性化に結び付けたい地方自治体の思惑もある。中長期的なメリット、デメリットも加味しながら、それぞれの観光地に合った柔軟な対策が急務とされる。

関連記事

インタビュー特集

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。