4.8 C
Tokyo
1.9 C
Osaka
2025 / 12 / 07 日曜日
ログイン
English
その他介護食仕事と介護の両立を支援 UDFの情報提供強化へ キユーピー

仕事と介護の両立を支援 UDFの情報提供強化へ キユーピー

仕事をしながら家族の介護を行うビジネスケアラーのUDF(ユニバーサルデザインフード)認知率、購入率はいずれも一般生活者に比較して高いことが、キユーピーが7月11日の「UDFの日」に合わせて結果を報告した「介護にまつわる意識調査」で分かった。

一方、同社は仕事と介護の両立が難しい一因として「少ない介護の情報量」を挙げたうえで「情報提供を続けていきたい」としている。

調査結果によると、やわらか食の認知率は一般生活者全体15.5%、ケアラー全体41.6%、ビジネスケアラー42.9%、とろみ調整の認知率は一般生活者全体6.6%、ケアラー全体25.0%、ビジネスケアラー26.3%だった。

また、やわらか食の一年以内の購入率は一般生活者全体2.2%、ケアラー全体18.6%、ビジネスケアラー21.8%、とろみ調整の一年以内の購入率は一般生活者全体0.9%、ケアラー全体10.5%、ビジネスケアラー12.5%だった。

キユーピーは7月10日に都内で開催した「やわらかく、食べやすい食事 試食会」で調査結果を報告。ビジネスケアラーの認知率、購入率が高いことについて「市販のものをうまく使っていただいている、情報を取っていただいていることを感じたデータ」「頼れるものには頼る。そんな状態がうまく回っていけばいいと思う」(家庭用本部調理食品部育児・介護チーム)とした。

一方、介護の情報量が少ない状況について「必要にならなければ情報に直面することが難しい。それが今の日本」「もっと情報を広く知らしめることにより、介護という状況に直面しても、もっと自由にうまく情報を活用できる社会になっていければいいと思っている」(同)と強調した。

試食会では同社の「やさしい献立」シリーズについて紹介したうえで、同シリーズを使って作った「夏のやわらか献立」と「やわらか おせち」を紹介。「やわらかごはん」のほか、「煮込みハンバーグ」と生クリームを使う「煮込みハンバーグ 生クリーム添え」、「鮭と野菜のかきたま」と冷凍ブロッコリーを使う「鮭と野菜の彩りかきたま」、「やわらかおかず 大根の鶏そぼろあん」と厚揚げを使った「厚揚げのそぼろあんかけ」などの一部メニューを試食として提供した。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。