みそ・醸造製品メーカーのハナマルキはこのほど、「ハナマルキ醸造 麹 研究室」の新商品として、八幡屋礒五郎とコラボレーションし、「こうじ七味」を開発した。先頃、公式ECサイト、直営店(みそ作り体験館)にて発売開始した。
ハナマルキが販売している、米こうじから生まれたコク味調味料「熟成こうじパウダー」を配合したオリジナルの香辛料。1736年に長野県の善光寺門前で創業した八幡屋礒五郎の定番商品「七味唐からし」をベースに、みそ料理の新たな魅力を引き出すことを目指して開発した。
しっかりとした辛味を持つ唐辛子、辛味と香りを併せ持つ山椒や生姜、豊かな風味の麻種(麻の実)・白ごま・しそ。7つ目の味わいとして「熟成こうじパウダー」を加えた。みそ汁、豚汁、もろきゅうなど、みそ料理のコクを引き立てるバランスで配合した。
それぞれの素材のよさを引き立てながら、全体を包み込んで口当たりをまろやかにしてくれる。さらに、合わせる料理によってうま味やコク、スパイス感などの持続性が向上するため、味の厚みが増し、余韻まで長く楽しめる。12g、税込1千80円。
「熟成こうじパウダー」は22年に業務用として販売開始した。ていねいに発酵熟成させた塩こうじを、独自製法で加熱乾燥・粉末化した新しい調味料だ。加熱により生まれるコク味成分メラノイジンの働きにより、味の厚み強化・味わいの持続性向上など、多岐にわたる効果が期待できる。自然由来の万能調味料で、和洋中問わず様々な料理に幅広く使用できる。