9.4 C
Tokyo
5.8 C
Osaka
2026 / 03 / 01 日曜日
ログイン
English
飲料嗜好飲料味の素AGF、給茶機に新風 「ドリンクを提供する機械から働く人々の物語が生まれる機会へ」を掲げ領域拡大
KNOWLEDGE WORK 20260303

味の素AGF、給茶機に新風 「ドリンクを提供する機械から働く人々の物語が生まれる機会へ」を掲げ領域拡大

味の素AGFはオフィス向け給茶機に新風を吹き込む。

かつてお茶が中心だった提供ドリンクメニューの領域を拡大。2014年に高品質のお茶、19年に味噌汁、22年にカフェオレとミルクティー、23年にココアとコーンスープを発売開始。24年には、エナジードリンク、オレンジジュースなどを新たに取り揃える。

コロナ禍での激減から回復傾向にあるオフィス需要に勝算を見込む。社員や従業員の働きやすい環境に貢献するものとして、給茶機という名称を改めドリンクディスペンサーの新名称で協力オペレーター会社とともに提案している。

味の素AGFは給茶機という名称を改めドリンクディスペンサーの新名称で協力オペレーター会社とともに提案している。
味の素AGFは給茶機という名称を改めドリンクディスペンサーの新名称で協力オペレーター会社とともに提案している。

掲げるテーマは“ドリンクを提供する機械から働く人々の物語が生まれる機会へ”。

4月16日取材に応じた藤巻万之ソリューションビジネス部ノンコーヒー開発グループグループ長は「回復傾向にあるものの、コロナ禍で出社機会が減り、離職者も増えている中で、社員の会社へのエンゲージメント(愛着・思い入れ)や満足度を上げていくことを重視する会社が増えている。AGFは新しい働き方を応援するため、豊富なドリンクメニューを取り揃えている」と説明する。

ドリンクメニューで大きく前進したのは22年。ドリンクディスペンサー初のミルクメニューとなるカフェオレとミルクティーを新発売した。

一般的にドリンクディスペンサーでのミルクメニューの提供は相当な技術力を要するという。
「パウダー量を減らさないとパウダーが溶けきれず、かといって、量を減らしてしまうと薄い味わいになる」と指摘する。

AGFのミルクメニューは家庭用とは少し異なる製法でこれらの課題をクリア。販売状況は上々で「ミルクメニューはお茶よりも高単価だが、福利厚生に寄与するものとして非常に好調に推移している」と語る。

ココアとともに23年に発売開始した「クノール」のコーンスープもドリンクディスペンサー初の展開となる。

「クノール」のコーンスープ
「クノール」のコーンスープ

「スープはかねてから高速道路SAなどの設置されるカップ式自販機に導入されているが、オペレーター様らのご要望を受け、味噌汁、コンソメオニオンに次ぐライトミール(小腹満たし)メニューとして開発した。ライトミールはお昼に、パンやお弁当などと合わせやすく社員・従業員に喜ばれるメニューだと考えている」。

今年発売開始した新ドリンクメニューのエナジードリンクとオレンジは市場のトレンドを受けて開発した。

この中で、エナジードリンクの開発については「炭酸感を出すためにAGF独自の技術でシュワシュワ感が得られるように仕立てた。シュワシュワ感の打ち出しと溶けやすさを両立に腐心した」と振り返る。

左から新ドリンクメニューのオレンジとエナジードリンク
左から新ドリンクメニューのオレンジとエナジードリンク

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。