アイルランド中部・タラモア発のプレミアム・ウイスキー「イーガンズ」。国分グループ本社では、同ブランドから新ラインアップ「ボンダーズブレンド」を発売する。
蒸留所から仕入れた原酒をブレンドし、樽熟成させ瓶詰を行うアイリッシュウイスキー業界特有の職業「ボンダー」。その長い経験を有するP&H.イーガン社が送り出す、新たな味わいのブレンドウイスキーだ。
イーガン社は170年の歴史を誇りながら、アイリッシュウイスキーの低迷期には一時その幕を下ろしていた。2013年の復活後は、国際的なスピリッツの大会で多数の賞を獲得するなど注目を集める。
3月18日の発表会で登壇した同社マスター・ボンダーのルパート・イーガン氏は「長い歴史を持つイーガン社は、最良の原酒と樽を手に入れ、最高のウイスキーを造ることができる」として、4つの樽をブレンドした新作について「誇りをもっておすすめできる製品。開発の過程もとても楽しく、自信作ができあがった」と胸を張った。
ゲストとして格闘家の魔裟斗さんが登場。20年来のファンだというイーガン氏は、来日前から初の対面を心待ちにしてきたと明かす。
毎日ウイスキーを楽しんでいると語る魔裟斗さん。テイスティングした「ボンダーズブレンド」について「甘みがあり、まろやかでフルーティ。とてもおいしい」と評価した。
魔裟斗さんが日ごろ愛飲しているハイボールについて、イーガン氏は2年前の来日で初めて知ったと話す。故国にはない飲み方だといい「初めて飲んだアイルランド人は感動する。近々もっとメジャーになるのではないか」。
今回の「ボンダーズ」もハイボールでおいしく飲めるよう、日本から炭酸水や氷、製氷皿を取り寄せるなどして研究。妻からは不思議がられたというが「そこまでしても創りたかった」と熱意を語る。
「アイリッシュウイスキーの魅力はフレキシブルであること。規制が強くなく、さまざまなことが試せる」と説明するイーガン氏。強みである伝統と歴史を新しい試みにつなげる、革新への挑戦を続ける姿勢を示した。
「イーガンズ ボンダーブズブレンド」は4月1日発売。アルコール度数40度、700㎖。税別希望小売価格4千円。