キユーピー 食品産業優良企業等表彰で農林水産大臣賞

キユーピーはこのほど、食品産業センターと食品等流通合理化促進機構が主催する「第45回食品産業優良企業等表彰 環境部門」で「農林水産大臣賞」を受賞した。今回の受賞は、同社によるマヨネーズ残さをバイオガス発電に活用することをはじめとした環境に対する取り組みが評価されたもの。

マヨネーズ残さをバイオガス発電に活用する取り組みは、「令和5年度リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」の「リデュース・リユース・リサイクル推進協議会会長賞」と、「第11回食品産業もったいない大賞」の「農林水産大臣官房長賞」も受賞している。

この取り組みは、異なる商品への製造切り替え時に配管から排出されるマヨネーズなどをバイオガス発電に活用するもの。養豚農家で発生する家畜の排せつ物とマヨネーズ残さなどを混合し、メタン発酵後に生成されたバイオガスを利用して発電する。同社では、22年度実績でCO2排出量を約980t削減した。この取り組みは現在、五霞工場(茨城県)、中河原工場(東京都)、泉佐野工場(大阪府)、神戸工場(兵庫県)とグループ企業のケイパックで実施している。