12.8 C
Tokyo
8.9 C
Osaka
2025 / 11 / 17 月曜日
English
飲料系酒類挑戦続ける「ヱビス」 恵比寿に新ブルワリー ビール文化創出の拠点に
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

挑戦続ける「ヱビス」 恵比寿に新ブルワリー ビール文化創出の拠点に

日本のプレミアムビールの先駆ブランド「ヱビス」。4月3日には発祥の地である東京・恵比寿に新ブルワリーがオープン。この地でのビール醸造を35年ぶりに再開する。

恵比寿ガーデンプレイス内のサッポロビール本社に隣接して開業する「YEBISU BREWERY TOKYO」。ブランドのルーツに親しむミュージアムやドイツ製の醸造設備を採用したブルワリーエリア、ビールを楽しめるタップルームなどで、ヱビスならではの物語を体感できる。

「130年以上にわたり挑戦を続け、ビールの可能性を追求してきた。それができたのも、楽しみ続けてきたから。それこそがブランドの存在意義そのものだと思う」。

2月19日の発表会でそう語った、サッポロビールの武内亮人常務。新ブルワリーを、ブランドの現在とルーツ、未来を体験できる場とし、恵比寿の街全体の活性化にも貢献したい考えを示した。

20日からオンエア中の新CMに出演する、ブランドアンバサダーの山田裕貴さんも登場。

ビールの仕込みを体験する山田裕貴さん(YEBISU BREWERY TOKYO)
ビールの仕込みを体験する山田裕貴さん(YEBISU BREWERY TOKYO)

「俳優を目指した頃から、いつかビールのCMに出られたらと漠然と考えていた。まさか叶う日が来るとは。おれ、ビールのCMをやる俳優になったんだと実感した」と感慨深く語る山田さん。ブランドの長い歴史を作ってきた醸造家の苦労に思いをはせ、役作りに心血を注ぐ俳優の生き方と重ねた。

醸造責任者の有友亮太氏は「ここが座標軸となり、新たなビール文化が生まれる場所となるようにしたい。恵比寿といえばビールの街と言われるようになればいい」と語った。

開業を記念し、有友氏が開発にあたった限定品も4月に発売。ブランド初の果汁を使用した「ヱビス ジューシーエール」は、グレープフルーツ果汁に複数のホップをかけ合わせ、上品で果実味ある味わいに。また、吟味した燻製麦芽を一部使用し上面発酵で仕上げた「煙々(えんえん)も登場する。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点