9.3 C
Tokyo
9 C
Osaka
2025 / 12 / 17 水曜日
ログイン
English
飲料系飲料果汁飲料市場に風穴開けた「サントリー天然水 きりっと果実」 一度飲むと買い続ける「圧倒的に高いリピート率」で好調維持

果汁飲料市場に風穴開けた「サントリー天然水 きりっと果実」 一度飲むと買い続ける「圧倒的に高いリピート率」で好調維持

 サントリー食品インターナショナルが22年5月に発売開始したブランド初の果汁飲料「サントリー天然水 きりっと果実 オレンジ&マンゴー」が果汁飲料市場に風穴を開けて好調を維持している。

 昨年12月取材に応じた川村崇SBFジャパン戦略企画部部長は「『きりっと果実』は、圧倒的に高いリピート率を記録して当社の中味開発力に自信を深めることができた」と振り返る。

 同商品は、“果実の満足感”と“すっきりとした飲み心地”を追求した低果汁飲料で、開発にあたっては果汁が持つ栄養・健康価値に着目した。

 健康価値のある果汁飲料だが、100%果汁は、少し飲みにくさが出てきてしまうと判断。すっきりとした飲み心地との両立を図るべく、「サントリー天然水」が長年培ってきた“水源にこだわった清冽なおいしさ”のブランド資産を活用して低果汁に仕立てたところ、これが支持された。

 昨年は「きりっと果実」シリーズへと拡充すべく、3月に「オレンジ&マンゴー」のリニューアル発売に伴い「 ピンクグレープフルーツ&マスカット」を新発売した。
 この結果、「カニバリを起こすことなく伸長した。購入層は本当に幅広く、流入元も幅広い。シーンも特定されず“マチが広い”商品といえる」という。

関連記事

インタビュー特集

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。