日清製粉 DX認定取得事業者に 製粉業界で初

日清製粉はこのほど、製粉業界で初めてDX(デジタルトランスフォーメーション)認定取得事業者として認められた。同制度は「情報処理の促進に関する法律」に基づく認定制度で、DX推進の準備が整っている事業者を経済産業省が認定するもの。

日清製粉では22年6月にDXチームを新設し、様々なデジタル施策を推進。同社による在庫管理や生産計画に関するデータの一元管理、工場の生産管理帳票のデジタル化、小麦粉や二次加工技術などの営業情報のデータベース化、独自のAI活用などの取り組みが評価され、トオカツフーズに続くグループ2社目の認定取得事業者となった。

日清製粉グループは、22年10月に策定した中期経営計画の達成に向けた重要施策の一つとしてデジタル戦略に注力。「自動化・効率化」「標準化」「顧客提案力の強化」「販売チャネル拡大」を柱に、AIやIoTを活用した生産、物流の改善、顧客への提供情報の迅速化や質の向上に加え、デジタル分野でのスキルの高い人材育成に取り組んでいる。