12.1 C
Tokyo
9.9 C
Osaka
2025 / 11 / 17 月曜日
English
飲料嗜好飲料おやつにスティック飲料を 「からだ想いのおやつラテ」展開 味の素AGF
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

おやつにスティック飲料を 「からだ想いのおやつラテ」展開 味の素AGF

味の素AGFは、スティック飲料で素材由来のやさしい甘さを前面に押し出した「ブレンディナチューム」シリーズを「ブレンディナチューム」からだ想いのおやつラテシリーズへと改め、おやつ需要の獲得にフォーカスする。

同社の調べによると、女性がスティック飲料を飲む時間帯は「おやつの時間」が圧倒的に多く、さらに半数以上が「おやつ代わりになること」を重視していることが浮き彫りになった。加えて、在宅時間が増えたことによる間食機会の増加や、健康・美容意識の高まりにより「ヘルシーにおやつを楽しみたい」という需要が伸びていることも判明した。

これらの調査結果を受けて「ブレンディナチューム」からだ想いのおやつラテは、おやつのように満足感のあるおいしさと健康志向への対応を両立させた。

ラインアップは「ナッツ」「黒ごま」「紫いも」「かぼちゃ」の4種。すべての商品で、1杯当たりのカロリーが58kcal以下、糖質6.5g以下、食物繊維2.7g以上、カフェイン0㎎という健康を考えた設計になっている。宮古島産さとうきびを使用したきび糖のやさしい甘さと、それぞれの素材を生かした味わいが特長。

菓子のお供としての飲料ではなく、菓子の代替として訴求する。

江村治彦コンシューマービジネス部長は「ヘルシーにおやつを楽しみたいというニーズに対し、カロリーや糖質を気にせず、満足感もあるラテで応えていく」と語る。パッケージデザインも刷新。「からだ想いのおやつラテ」の文字を大きく載せるとともに、食物繊維や糖質などの含有量なども分かりやすく表示し、健康志向にも対応したデザインになっている。

ヘルシーなおやつ需要との親和性を考え、販売チャネルもEC通販とドラッグストアなどに絞った。江村部長は「いろんなところに一律で置いていただくのではなく、ヘルシーなおやつというコンセプトに合わせてタッチポイントを絞ってスタートしている」と話す。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点