14.5 C
Tokyo
15.9 C
Osaka
2025 / 11 / 05 水曜日
English
流通・飲食小売サミット 山手線内に今期初新店 ライフから徒歩3分、新大塚千川通り店
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

サミット 山手線内に今期初新店 ライフから徒歩3分、新大塚千川通り店

サミットは10月11日、東京都豊島区に今期初の新店「サミットストア新大塚千川通り店」をオープンした。年間売上目標は21.4億円。服部哲也社長は開店前の朝礼で「出店したいと思っていた山手線の内側。人口が多く標準的な規模のSMが少ないため売上が期待できる」と話した。

新大塚千川通り店の立地はJR山手線の大塚駅から徒歩約15分。競合店の数こそ少ないものの、地域一番店のライフ新大塚店から200mしか離れていない。同店との競合について服部社長は「面積や商品数量では敵わなくても『サミットの方が好き』と言ってもらえるかどうかなら、良い勝負ができるのでは」と語る。

商圏人口は半径500m以内が9千645世帯・1万7千210人、1㎞以内は3万7千316世帯・6万5千720人。単身世帯比率が高く若い子育てファミリー層が増えているエリア。

服部哲也社長(サミット)
服部哲也社長(サミット)

店舗は1・2階の2フロア構成で、売場面積は997㎡。1階に惣菜・ベーカリー・飲料・酒類・冷凍食品・家庭用品、2階には生鮮3品や日配品、調味料、加工食品全般を配置。レジは1階のみで、セルフレジ10台、セルフ精算レジ3台の計13台。営業時間は9~23時で、ライフ新大塚店よりも開店が30分、閉店が1時間早い。駐車場は5台、駐輪場は53台。

周辺住民への事前調査ではスーパーの惣菜への期待値は高くないという結果が出たが、店内製造の即食品や部門間で連携した商品を提供し、来店動機の醸成を目指す。具体的には、鮮魚売場の素材を店内調理した焼魚や煮魚、精肉売場のローストビーフを使用した丼もの、専用窯で焼き上げたピザや店内製造のサンドイッチなどを提供する。レンジアップ商品やミールキットもコーナー化するなどして充実させた。

今回の出店でサミットの店舗数は123店となった。服部社長は「引き続き山手線内で出店可能な物件を探していく」と述べ、今後の出店に意欲を見せた。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点