10.7 C
Tokyo
11.9 C
Osaka
2025 / 12 / 07 日曜日
ログイン
English

長い商品名

コンビニ店頭でよく見かけるが、長い商品名が増えた気がする。振り返ると長いネーミングの商品って、09年に桃屋が発売した「辛そうで辛くない少し辛いラー油」が最初ではなかったか。商品名は商品の魅力をどう伝えるのかが命。あの商品は当時の食のトレンド、商品コンセプト、商品名すべてが秀逸だった。

▼ドンキPBもその長さで人気らしい。ある商品は「複数の塩を配合した秘伝の塩」「職人のこだわり」「食べるほどに奥深い」などの語句を連ね、商品名70文字。これでも少ない方だ。

▼産地、原料、製法、なんなら開発者の思いなど、ありとあらゆる商品情報を詰め込んでいる。大容量タイプのPBが多く、パッケージに書き込むスペースが多かったことも背景にあるだろうが、来客の目を引き付けるだけでなく、味の面でも評価が高いようだ。

▼食品値上げでPB商品の開発が活溌になっていると聞く。主眼は価格訴求なのだろうが、安心、安全、安さだけでなく、食に求められる大事な要素である「美味しさ」「楽しさ」をも訴求できる商品開発をお願いしたい。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。