ブルボンの全粒粉ビスケット×ミルクチョコ「アルフォートミニ」が新たな船出 発売20周年を機にサブレ生地に挑む

ブルボンは「アルフォートミニチョコレート」シリーズが今秋に発売20周年を迎えることを契機に新たな“船出”としてサブレ生地に挑む。

「アルフォートミニチョコレート」ではこれまで、全粒粉ビスケットとミルクチョコレートを組み合わせた商品を展開している。

節目の年に「アルフォート」ブランドの幅をさらに広げるべく、全粒粉ビスケットの代わりにサブレ生地をミルクチョコに組み合わせた「アルフォートミニチョコレートサブレ」を9月26日に新発売する。

同商品の特徴について、8月8日発表した坂井裕次取締役執行役員製品開発統括部長兼第三製品開発部長は「発酵バター香るサブレとキャラメリックなミルクチョコを組み合わせた。サブレの“ザクほろ食感”と芳醇なバターの風味で全粒粉ビスケットとはまた違った新しいおいしさの提案」と説明する。

発酵バター香るサブレとキャラメリックなミルクチョコを組み合わせた(アルフォートミニチョコレートサブレ) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
発酵バター香るサブレとキャラメリックなミルクチョコを組み合わせた(アルフォートミニチョコレートサブレ)

バターサブレの重さを軽減すべく隠し味にレモンを加えているのも特徴。

同商品の発売と「アルフォートミニチョコレート」シリーズ発売20周年に合わせて、TVCMやWEB広告など大規模プロモーションを予定。

「ずっと、笑顔と、アルフォート」をキーメッセージに掲げ、勢いのある旬なタレントを起用しメイン購買層である30~40代女性に向けて強く訴求していく。

加えて、新たなアーティストの「アルフォート」CMの書き下ろし楽曲で引き続き若年層へのプロモーションも強化していく。

「アルフォートミニチョコレート」(ブルボン) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「アルフォートミニチョコレート」(ブルボン)

店頭ではCMと連動したインパクトのある販促物を用意して盛り上げを図る。

ビスケット売場では「アルフォート」とともに販売好調な「ブランチュール」もアピールしていく。

統合企画部広告宣伝企画室の迫井領介氏は「全国規模でTVCMやWEB、SNSなど多面的なプロモーションを計画しており認知促進とブランドファン層を拡大を強化していく」と意欲をのぞかせる。

「アルフォート」はインバウンド需要も見込めることから、ボール箱にスリーブをかけることでインバウンドパッケージとしてまとめ売りを展開していく。

「各企業様の中で設定されているインバウンド店の中には通常の売場の500~800倍売れる店舗もあり、我々としても新しい展開をしていくことは物凄く重要」と井手規秀取締役執行役員営業戦略統括部長兼マーケティング部長は語る。

ボール箱にスリーブをかけた「アルフォート」のインバウンドパッケージ - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
ボール箱にスリーブをかけた「アルフォート」のインバウンドパッケージ

「アルフォート」ブランドは、チョコにデザインされている帆船から冒険・夢・ロマンをイメージしたネーミングで“お菓子という大海に漕ぎ出して行くと”いう想いが込められたブランドとなる。