加工食品調味料・カレー類だしメーカーのフタバ ハンドドリップだしを提供 東京・新宿に1号店

だしメーカーのフタバ ハンドドリップだしを提供 東京・新宿に1号店

だしメーカーのフタバ(本社・新潟県三条市、江口晃社長)は17日、うま味に着目した食のライフスタイルショップとして「ON THE UMAMI」1号店を東京・新宿の新宿マルイ本館に出店した。「ハンドドリップだし野菜のUMAMI」(税別200円)を提供するとともに、だしパック、つゆ・白だし、ご飯のお供、炊き込みご飯の素など「ダシを科学する」をコンセプトに開発した商品を展開する。

同社は業務用だしパックを中心に事業を展開してきたが、「(だしの製造で培った)知見・技術を一般の人に知ってもらいたい」(江口社長)との思いから、「ON THE UMAMI」ブランドを立ち上げた。「うま味を軸に広がるライフスタイルブランド」として展開。「人生をより豊かなものにしてもらいたい」(同)考えだ。

同ブランドでは「ダシを科学する」をコンセプトに、科学的分析・研究の視点とヒトの五感の双方を合わせて商品を開発している。既にだしパック各種に加え、「だし屋のめんつゆ」「だし屋の白だし」、ご飯のお供の「だし屋の岩もずくとあおさの佃煮」「自家製辛旨神楽南蛮味噌」、炊き込みご飯の素の「だし屋の炊き込みご飯の素鯛めし」などを開発。自社のオンラインショップで販売を進めている。

ネット販売、さらに店舗販売でも主力商品となるだしパックについては本枯鰹節を使用し、コクを強化した「悟りだし」や「UMAMIだし鰹と昆布」「同合わせ」「同いりこ」「同あご」、さらに5種をセットにした「UMAMIの旅」を展開。おいしさを味覚センサーの成分分析データを基にした「舌マップ」(コク、キレ、余韻、甘味、深み、酸味の6要素で構成)で分かりやすく表現していることも一つのポイントだ。

「ON THE UMAMI」1号店「新宿マルイ本館店」が開店したのは、新宿マルイ本館が17日、美と健康をテーマに5階にグランドオープンした「FOOD POCKET」内。店舗面積は約5坪。だしパックなどのオリジナル商品に加え、仕入れ商品を含む約100品目を販売する。ハンドドリップだしを提供することも大きなポイント。

「ハンドドリップだし野菜のUMAMI」は、時間をかけて乾燥させた5種類の野菜(玉ネギ、にんじん、セロリ、じゃがいも、しょうが)と血合い部分を取り除いたメジマグロ節の花削りを一緒にドリップしただし。フタバはうま味の相乗効果を生かした香り高く優しい味わいのだしを提供する。このほか、オリジナル商品の試食提供、リーフレットを活用したメニュー・レシピ提案などにも取り組む。

同社は引き続き新潟県産みそを使用したみそ汁、素材のうま味を生かしたパスタソースなど新商品開発に力を入れる構え。また店舗展開については都内の百貨店や商業施設への2号店の出店、新潟県内への旗艦店の出店を検討しているという。さらにインターネット販売の充実にも取り組む考えだ。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。