13.7 C
Tokyo
13.4 C
Osaka
2025 / 11 / 18 火曜日
English
食肉食肉加工品丸大食品 燻製屋から「大人のホワイト」 2種のデザインで食べ方提案も
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

丸大食品 燻製屋から「大人のホワイト」 2種のデザインで食べ方提案も

丸大食品は23年秋季の新商品・リニューアル品計63品を発表した。ハム・ソーセージ部門からは市場が伸長しているホワイトウインナーから「燻製屋熟成あらびきウインナー大人のホワイト ジッパー付き」(136g税込430円)を中袋タイプのジッパー付きで発売し使いやすさと食品ロス削減などを訴求。調理品からは食べやすい辛さに仕上げた「シェフの匠グリーンカレー」を、輸入の海外商品部門からは開封してそのまま食べられる「若鶏もも肉のローストチキン切落し」2種をそれぞれ新発売した。

「大人のホワイト」を投入するウインナー売場は、各社のピロータイプの2袋バンドル商品が多いが、主力購入層である中高齢層は1回の調理では1袋分の本数は多いという声を受け、ジッパー付きで使いやすさを訴求し、売場での存在感も高める。

池田知功ハムソー事業部長(丸大食品)
池田知功ハムソー事業部長(丸大食品)

消費者のホワイトウインナーの美味しい食べ方が分からないとの声に対し、中袋の表面積の大きさを生かして、レモンをかけてさっぱり、わさび添えと2種類のデザインを用意した。特にレモンを使用する食べ方では、30歳代など若年層への浸透も図りたい考えだ。

また、好評の「たっぷり使える」シリーズは、既存の「ロースハム」「ベーコン」「パストラミポーク」に続き、4品目の「ウインナー」を新発売する。同品からパッケージにはバイオマスインキを使用し、シンプルな包装形態で包材プラスチック削減につなげていく。

「グリーンカレー」は、青唐辛子のクセになる辛さ、レモングラスのさわやかな香り、ココナッツミルクオイルのまろやかな味わいが特徴。グリーンカレーなどに代表されるタイカレー市場は拡大しており「お店のような味を家庭で食べたい」需要も高いことから、同社の「シェフの匠」シリーズで投入。

海外商品部門は、同社が出資するタイの合弁会社べタグロで製造・輸入しており、飼料から製品までトレースできるシステムを構築している。NB品では9品のサラダチキンを展開しており、今回はジューシーな食感が特徴の「もも肉のローストチキン」から「ごま油&ガーリック味」と「塩ペッパー味」の2品を発売する。

7月28日にメディア向けに発表した池田知功上席執行役員ハムソー事業部長は「サステナブルな社会実現を目指し、CO2削減、消費期限延長による食材ロス削減、代替肉開発などに取り組んでいる。今後も一層お客さまに喜ばれる商品作りを目指していく」とあいさつした。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点