11.1 C
Tokyo
7.9 C
Osaka
2026 / 02 / 06 金曜日
ログイン
English
流通・飲食AI活用で業務効率化 買掛照合、年1.2万時間削減へ 日本アクセス×富士通

AI活用で業務効率化 買掛照合、年1.2万時間削減へ 日本アクセス×富士通

日本アクセスは今年4月、富士通が開発した「Fujitsu買掛照合AIサービス」を導入。取引先メーカーとの買掛照合業務の効率化につながっているという。食品卸では、消費者の多様なニーズに応えるため、細分化された多くの取引メーカーとの買掛照合業務に膨大な時間と人手がかかっており、日本アクセスでは従来、約80人が手作業で買掛照合業務に従事。照合業務の作業負担軽減と人為的なミスへの対策が業界共通の課題となっていた。

こうした中で、AI技術の開発を先進的に推進している富士通との協働により、買掛照合AIサービスを導入。導入後の業務モデル検証を重ねてきた。

富士通が開発したSaaS型AIサービス「Fujitsu買掛照合AIサービス」は、AIが過去の照合実績をもとに商品名や届け先名を学習し、明細単位での各社請求データと自社台帳データを照合し、かつ照合された明細に対しては一致するデータのパターンによって照合結果の正確性を示す消込確度を提示。消込確度の高い明細に対しては確度A、確度の低い明細は確度Eといった重み付けをすることで、消込確度の高い明細は手作業での照合を簡素化、確度の低い明細は重点的に確認を行うことで、手作業による再照合の効率化を可能にしている。また、照合ミスなどのヒューマンエラーの削減にもつながる、スタッフの心理的負担の軽減にもつながるという。

両社が数か月間実施したトライアルでは、スタッフの稼働時間の削減効果が確認できたことから、今年4月から本格運用を開始。今後、約2年間の移行期間で約600社の取引メーカーの買掛照合業務での導入を進める。

一方、依然として多くの取引メーカーとの間で紙の請求書のやりとりが残っており、データ化を推進することでAIを活用した買掛照合業務の利用推進を図り、さらなる効率化につなげていく方針だ。

関連記事

インタビュー特集

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。