9.8 C
Tokyo
10.9 C
Osaka
2026 / 02 / 06 金曜日
ログイン
English
加工食品冷凍食品人手不足のホテル業界をサポート 業務用スイーツ充実、新商品「フリーカットケーキ オペラ」に手ごたえ 味の素冷凍食品

人手不足のホテル業界をサポート 業務用スイーツ充実、新商品「フリーカットケーキ オペラ」に手ごたえ 味の素冷凍食品

味の素冷凍食品は、人手不足が深刻な外食市場の中でもホテル業界に向けた提案に注力している。主力はビュッフェに欠かせない業務用スイーツ。23年春の新商品では「フリーカットケーキ オペラ(ベルギー産チョコレート使用)」が好評だ。

製品戦略部の内藤裕史フードサービスグループ長は「品質にこだわり続けてきた当社だからこそ、ホテルが求める高いクオリティに応えられる。合格点をいただける美味しさと、利便性に優れた機能でお役立ちしていきたい」と意気込む。

「顧客の課題解決を追求」

製品戦略部の内藤裕史氏(味の素冷凍食品)
製品戦略部の内藤裕史氏(味の素冷凍食品)

目下の方針は「コロナ禍以降、外食市場が落ち込み当社のフードサービス事業にも大きな影響があった。しかし、短期的な売上の挽回を優先するのではなく、厳しい環境だからこそお客様(取引先)のことを深く知り、個々の課題解決を追求する方針に舵を切った。それを実現することで、結果的に経済的価値も生むと考えている」。

業務用スイーツのラインアップは、「フリーカットケーキ」46種類、「カット済みケーキ」18種類、「素材型スイーツ」11種類と業界随一を誇る。定番のチョコケーキ、チーズケーキをはじめ、準定番のミルクレープ、ティラミス、和の生どら焼きまでメニューは幅広い。内藤氏は「現場では『熟練したパティシエの人数が足りない』『季節ごとに入れ替えるメニューを考えるのが大変』などのご意見をお聞きする。当社は人手不足の度合いや内容にあわせて多様なニーズに応えられる」とアピールする。

イタリアンプリン(味の素冷凍食品)
イタリアンプリン(味の素冷凍食品)

23年春の新商品では「フリーカットケーキ オペラ」の手応えが大きい。ベルギー産チョコレートを使用して本場フランスの味わいを追求し、濃厚でしっとりとした食感も楽しめる。「パティシエの方々にも品位を認めていただけた。当社スイーツの看板商品に育てていきたい」(内藤氏)。

「カット済みケーキ レアチーズ(北海道産クリームチーズ使用)」はリニューアル。一口サイズのケーキにソースがかかっており、人手が足りない現場でも手間なく提供できる。

グループの技術力に優位性

一方、居酒屋を中心に「レンジでロスなし」シリーズのスイーツが重宝されている。オーダーが入った後、「濃厚ショコラテリーヌ」は約10秒、「イタリアンプリン」は約20秒のレンジ調理で解凍できるというから驚きだ。

バターライス(黄)(味の素冷凍食品)
バターライス(黄)(味の素冷凍食品)

米飯類は幅広い業態で「ガツうま!チャーハン」が好評。夏休みや大型連休などの繁忙期に炊飯ジャーで保温してもおいしさを8時間キープできるという。この技術は「レストラン用バターライス(白・黄)」や「チキンライス」にも活用。ビュッフェで目にするチェーフィング保温での品質劣化を軽減する。

独自色あるラインアップに関して、内藤氏は「当社の強みは味の素グループの研究開発力を生かせること。20年には関東工場(群馬県)に隣接していた『研究・開発センター』および『生産本部品質管理部』と埼玉県東松山市に所在していた『生産本部生産技術開発部』が味の素社の川崎事業所にある『フローズンフード テック&デザイン ステーション』に移転。シェフやパティシエの方々のお話を参考にさせていただき、グループ内の緊密な連携で製品開発にも生かしている」ことを強調した。

関連記事

インタビュー特集

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。