逆光線(コラム)飲食業の事業承継、どうなる...
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飲食業の事業承継、どうなる

TVの情報番組で後輩の働く蕎麦店が紹介された。都庁近くの住宅街にたたずむ創業70年を超える店で、常連客に支えられている。親族で店を切り盛りしており、「翌日はさぞかし忙しかったろう」と後輩に聞くも期待ほどではなかったようだ。

▼岡山で知人に連れられて入った和風居酒屋の店主は、バングラデシュ人だった。倉敷の漁港から仕入れた鮮魚を専門に扱っている店で、店主自らが包丁で魚をさばいている。アルバイト時代に前オーナーから店を譲り受けたと聞いた。混んだ店内で店員に矢継ぎ早に指示を出す姿には驚かされた。

▼企業の事業承継は改善に向かっていると聞いたが、飲食業に関してはいまだ6割以上が後継者不在だ。東京商工リサーチの調べでは1月の後継者難倒産は過去最多。代表者の高齢化問題が解決するめどは立たない。

▼コロナや再開発で閉店・廃業を多く聞くようになった。後継ぎがいれば続いたケースもある。最近ではマッチングサイトの利用も増えているようだ。従業員の雇用や、伝統の味を支援する取り組みがさらに広がることを願う。

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