大塚食品は全国1139人の男女にレトルトカレーに関する調査を行ったところ、レトルトカレーを食べている人(1020人)の6割強が、レトルトカレーを食べる際にトッピングや具材を足してひと手間加えるなどアレンジしていることが判明した。
同調査は「ボンカレー」が2月12日に発売55周年を迎えたことを記念して実施されたもの。
この結果について、取材に応じた中島千旭製品部食品担当レトルト担当PMは「当社にはレトルトカレーにアレンジを加える調理用レトルトカレーとして『ボンカレークック』があるが、『ボンカレークック』以外の定番商品でもトッピングが普通になされているのは思いもよらなかったことで新たな気づきとなった」と語る。
同調査によると、アレンジの頻度は20、30代のほか、60代が高めの傾向 。ほぼ毎回アレンジすると回答したのは、60代が約3割で世代トップとなった。
「レトルトカレーのアレンジで実際に加えた食材」の設問では、全世代で卵が上位にランクイン。王道のゆで卵 トッピングや目玉焼き、生卵など、さまざまな卵メニューが挙げられた。
世代別では、20代はチーズがトップ。チーズをかけて手軽にコクとうまみを追加し、味の変化を楽しめることがポイントと同社は分析する。
「今回の調査で意外だった」のは60代で揚げ物がトップになった点。コロッケやトンカツなどボリュームのあるトッピングでレトルトカレーを楽しむ人が、他世代と比べて約 2.5倍にものぼり、さらに揚げ物の種類も豊富だったという。