パスタ供給量 昨年は4.5%増 国産堅調、輸入量も回復

2022年の国内パスタ供給量は29万1千749t(前年比4.5%増)になったことが、日本パスタ協会の調査で分かった。

国内生産量は14万t(0.7%増)で、内訳はロング11万6千731t(2.7%増)、ショート2万3千275t(8.4%減)。輸入量は15万2千440t(8.1%増)で、ロング14万753t(9.3%増)、ショート1万1千380t(4.0%減)、卵入り307t(19.6%減)に。輸出分は697t(0.7%増)になった。輸入品構成比は52.3%と前年より1.8ポイント上昇した。

国別の輸入量はイタリアが6万6千858t(7.0%減)、トルコが6万809t(33.0%増)、米国が1万8千762t(2.4%減)。CIF価格はイタリアが183.5円/㎏、トルコが132円/㎏、米国が242.1円/㎏となった。その他の国からの輸入量はギリシャの4千345t(92.2%増)、UAEの1千t(92.3%増)など。

22年国内供給量は30万tには届かなかったものの、過去10年ではコロナ特需が発生した20年に次ぐ水準で着地。国産が堅調で市場を下支えしたのに加え、輸入量も回復した。一方、輸入価格は主要3か国で前年比3~5割強の上昇となった。

国産パスタ生産量の推移/パスタ輸入量推移 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)